稲垣吾郎も感動 本屋大賞受賞作家・宮下奈都が書店員の温かい応援に涙

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 SMAPの稲垣吾郎さん(42)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」、5月13日の放送に『羊と鋼の森』で2016年本屋大賞を受賞した宮下奈都さんが出演。宮下さんの受賞後の超多忙な一日の様子や本屋大賞の裏側が放送された。

■SMAPのなかでゴロウさんが一番

 稲垣さんはピアノの調律師が主人公の『羊と鋼の森』を取り上げる前に、「僕自身最近ピアノが好きだった。ベート-ヴェンの舞台をやったときに劇場にピアノがあって、調律が入る時見に行ったり、面白かったです。お会いできるのを楽しみにしていた」と期待を語る。宮下さんに先に会っていた外山惠理アナウンサー(40)は「宮下さんはSMAPのなかでゴロウさんが一番お好きだそうです」と報告した。そして登場した宮下さんは本屋大賞受賞後、TV番組に出演するのは「ゴロウ・デラックス」がはじめてだと語り、その理由を稲垣さんに「会いたくて」とはにかみながら答えた。

■本屋大賞の温かな雰囲気に感動

「ゴロウ・デラックス」は明治記念館で行われた本屋大賞の発表会に初潜入。『羊と鋼の森』の自作POP(書店棚に飾る立て看板)を持って集まった書店員さんに囲まれた宮下さん。それを見た稲垣さんは「感動的ですね」と書店員さんたちの情熱に感嘆していた。また発表会全体を包む温かな雰囲気に触れ「賑やかで楽しそうですね! 堅苦しい雰囲気がなくて」と本好きの祭典を嬉しそうに眺めていた。受賞直後の宮下さんは「本当に幸せな夜でした。これがずっと続くといいのにと思っていた」と喜びを語っていた。

■受賞後の多忙な一日

 受賞後、宮下さんは全国の書店をまわっている。その多忙な一日の様子も放送された。分刻みで書店をまわり、大量の『羊と鋼の森』にサインと「ひとこと」を書きこむ。その傍らには宮下さんの娘さんが受賞祝いにつくってくれた羊や王冠のハンコが押されることも。各地の書店員さんの熱烈な歓迎に宮下さんが涙する様子も放映され、本屋大賞に選ばれる作家は本当に書店員さんから愛されているということが伝わってくる放送となった。

■極めていく仕事の人は読んでほしい

 6500部でスタートした『羊と鋼の森』は現在50万部を突破している。稲垣さんは同書の一節を読みあげ、調律師は「これからの為だけの仕事」とあるのに共感を示し「いいですね。自分の仕事とも照らし合わせたりする。何かを極めていく仕事をされている方には皆読んでほしい」と感想を述べた。

■子どもには「読まないで」

 また番組は宮下さんの自宅にも潜入。仕事場の様子や『羊と鋼の森』執筆のきっかけとなったピアノも映された。「ピアノと小説はすごく相性がいい」と語り、日常生活と執筆の間の気持ちの切り替えや、執筆途中で煮詰まりリフレッシュをしたいときなどにピアノを弾いていると明かされた。そして宮下さんの書棚が映された場面では、自作は子どもたちに読ませたくないという重要な証言も放映された。「読まないという前提で書かないと、無意識のうちに綺麗にまとめるところがあるといやだなと。子どもには読まないでと言っている」と3人のお子さんを持つ母親でありながら作家という立場の難しさが明かされた。

■全国放送希望

「ゴロウ・デラックス」は宮下さんの住む福井では放送されていないようで、宮下さんは放送中にTwitterで「ぎぎぎぎぎ…」。そして放送後は「なんか楽しかった。(観られなかったけど。)」と呟いていた。ファンの間からも「今日ほどゴロデラが全国区にと思ったことはない」「福井の書店員も放送を待ってます!」との声があがっていた。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年5月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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