さざなみの彼方

さざなみの彼方

著者
佐藤 雫 [著]
出版社
集英社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784087717891
発売日
2022/05/26
価格
1,870円(税込)

内容紹介

澤田瞳子氏 絶賛
「ただ、心から愛しただけだった。乱世を生きた人々の哀しいほど澄んだ思いが、時代を越えて我々の胸を強く締め付ける」

時は戦国。茶々(淀殿)は幼い頃、住んでいた城を信長に落とされた。
父が自害に追いやられるも、生まれた時から共に育ってきた大野治長に守られ、逃げることができた。
治長は茶々を一生守ると誓い、茶々も彼にそばに居てもらいたいと願う。

その後、ふたりは柴田勝家の元に身を寄せたが、今度は秀吉に城を攻められ、茶々の母が自害する。
そして二度目の落城を経験した茶々は、秀吉に側室になれと言われてしまい……。

二度の落城。許されぬ裏切り。家康の脅威。
運命に翻弄されながらも、互いを思い合う茶々と大野治長の姿を描く、歴史恋愛小説。

【プロフィール】
佐藤 雫 (さとう・しずく)
1988年、香川県生まれ。2019年、「言の葉は、残りて」(「海の匂い」改題)で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。

データ取得日:2024/05/15  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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