わすれないでね ずっと だいすき

わすれないでね ずっと だいすき

著者
ジーン・ウィリス [著]/筧 裕介 [監修]/前田まゆみ [訳]/ラケル・カタリナ [イラスト]
出版社
小学館
ジャンル
芸術・生活/絵画・彫刻
ISBN
9784097251859
発売日
2022/08/31
価格
1,760円(税込)

内容紹介

おばあちゃんと孫のかけがえのない愛の物語

「わたしったら、どうして じぶんの まごが わからなくなったり するのかしら。」

「ぼくが だれでも べつにいいよ。
おばあちゃん、ぼくのこと すき?」

「ええ、ことばでなんて いえないほど。それを わすれないでね。」

5歳の少年と、5分前のことを忘れてしまうおばあちゃん。
少年は、おばあちゃんのそんな様子をまったく気にしません。

年齢とともに、あらゆる能力が失われはじめたとき、人間の心に最後に残るものは?

実話に基づき生まれた本書は、人間にとって、一番大切なことを教えてくれます。
前向きな気持ちになり、勇気をくれる一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
初めてこの話を読んだとき、その愛情の深さに涙が出ました。
人間からあらゆることを削ぎ落としたとき、残るものって何でしょう。

この絵本には、人間の深い精神性が描かれていて、
もしも社会とのつながりがなくなったように感じたとしても、
大切な人を「ぎゅっ」としたくなる気持ちというのは、決してなくなるものではないのだろうと思います。

「私の子どもも、こんなふうにやさしい子に育ってほしい」
「涙が出ました」
という声を多く聞きました。

人間にとって一番大切なものは何か、という根源的な問いのある、このあたたかく深い一冊を、ひとりでも多くの方に読んでいただけたら嬉しく思います。

おばあちゃん、おじいちゃんが大好きな人、大好きだった人にはもちろんのこと、ご高齢の方との向き合い方に迷われている方、小さいお子さんにどう教えるべきかを悩んでいる方にも、とてもおすすめの絵本です。

制作関係者プロフィール

ジーン・ウィリス(作者)
出身国のイギリスで、300冊以上の本を出版する人気作家。出版している絵本の多くが世界中で翻訳されている。著書に『みんな、星のかけらから』(フレーベル館)など。

ラケル・カタリナ(絵)
スペイン出身のイラストレーター。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展で展示をする候補に選ばれる実力派。

前田まゆみ(訳)
主に翻訳した本に『だいすきだよ おつきさまにとどくほど』(パイ インターナショナル)『翻訳できない世界のことば』(創元社)など。

筧裕介(監修)
慶応義塾大学大学院特任教授、issue+design主宰。主な活動のひとつに、認知症の方が暮らしやすい社会を実現するための「認知症未来共創ハブ」があり、主な著書に『認知症世界の歩き方』(ライツ社)。

データ取得日:2024/04/29  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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