石榴を食らえ : 関野裕之歌集
内容紹介
幾つかの夢は石榴になりはてて飲み下せない種を吐き出す
ぼっけぼっけ黒き泥湯の湧き出ずる音は寂しも阿寒のボッケ
祖母の家の五右衛門風呂は使われず暗がりに「あ」と口あけている
のっそりと息子が部屋に鎮座する今宵は歌がひとつも出来ぬ
著者第一歌集。
データ取得日:2024/04/26
幾つかの夢は石榴になりはてて飲み下せない種を吐き出す
ぼっけぼっけ黒き泥湯の湧き出ずる音は寂しも阿寒のボッケ
祖母の家の五右衛門風呂は使われず暗がりに「あ」と口あけている
のっそりと息子が部屋に鎮座する今宵は歌がひとつも出来ぬ
著者第一歌集。
データ取得日:2024/04/26