【手帖】最優秀賞は少年兵描いたイスラエル作品

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 海外の優れた漫画作品を表彰する第9回国際漫画賞(外務省主催)の授賞式が2月26日、東京・六本木の飯倉公館で開催された。

 今回は46の国・地域から259作品の応募があり、最優秀賞にはイスラエルの「The Divine(神聖なるもの)」が選出。優秀賞には、台湾の「無名歌vol.1」▽同「怕魚的男人(魚を恐れる男)」▽ベトナムの「Holy Dragon Imperator(ドラゴン・エンペラー)」の3作品が選ばれた。

 表彰式で「神聖なるもの」の原作者、ボアズ・ラヴィーさんは「日本の漫画は美しく荘厳。世界中のコミック作家が憧れる高い芸術性がある。最優秀賞に選ばれたことは大変ありがたく名誉なこと」と受賞を喜んだ。

manga4「無名歌vol.1」、「怕魚的男人」、「Holy Dragon Imperator」

 同作は、米国人技術者が政府の依頼を受け、少年ゲリラが住む山を爆破するために、クァンロンという国に赴く。しかし、ゲリラを率いる不思議な双子の少年たちとのふれあいを通じて、ついには米国政府と敵対するように-というストーリー。ミャンマーで少数民族の武装組織を率いていた双子の少年司令官の話を参考にしたという。

 ラヴィーさんは「作品を通じて少年兵の問題に対する関心が広がり、生活と自由のために戦っている年端もいかない子供たちの悲惨な状況が、いつの日かなくなることを祈っている」とあいさつした。

 審査委員長で漫画家の里中満智子さんは「漫画は各国の歴史や価値観の境を越えて感動を分かち合える」とコメントした。

 最優秀賞、優秀賞の漫画作品は、同賞のHP(www.manga-award.jp)で4月中旬以降に一部公開される予定。

産経新聞
2016年3月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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