問題解決の3大前提! 「志(こころざし)」なくして「解決」なし――コンサルタントの「中核的スキル」とは

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『新人コンサルタントが入社時に叩き込まれる 問題解決基礎講座』(以 下本書)は、現在は独立して活躍する2人の経営コンサルタントが、かつて所属したコンサルティングファームで先輩や上司から徹底的に叩き込まれた基礎的な スキルを、わかりやすく体系的にまとめたもの。解決しなければならない問題に日々直面しているビジネスパーソンにとって、考え方や実行の方向性を示す、道 標となる1冊です。

ここでは本書から、著者の2人が考える、私たちが問題解決に取り組むときに必ず押さえておくべき「大前提」を紹介します。

(この記事は、本書「はじめに」および「第0章 問題解決の大前提」を一部編集のうえ転載するものです)

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文:松浦剛志/中村一浩

(プロフィールは記事末尾に記載)

問題解決とは、仕事そのもの

あらゆる職場・職種であってもプロフェッショナルとして仕事をする以上、「問題を解決する」ことはあなたにとって、常に大切な任務のはずです。

定型的な業務を実施する立場だとしても、書類やデータを右から左へ流すだけでは「作業」です。定型的な作業と同時に、もっと正確に、もっと効率よく、もっと 速くするにはどうするべきか、あなたは常に考えることを求められているはずです。それがプロフェッショナルとしての仕事です。

「もっと」正確に、「もっと」効率よく、「もっと」速く……、この「もっと」は、理想を高くもつことを意味しています。そしてその理想と現実のギャップを埋めていくこと、それこそが問題解決です。

仕事とは問題解決そのものです。

若手時代に叩き込まれた「中核的スキル」


プロフェッショナルとして仕事をする以上、問題解決のプロフェッショナルであることも必然的に求められます。

しかし、私たちは、義務教育はもとより、高等教育でさえ、問題解決のプロフェッショナルになるための教育を十分に受けることができなかったように思います。

著者である私たち、松浦剛志と中村一浩も、社会に出るまで、体系的な問題解決の手法を学ぶ機会はありませんでした。

しかし、幸いなことに、海外有名大学のMBAホルダーや、一流の経営コンサルタントとして活躍している先輩や上司に、問題解決の手法を「叩き込まれる」機会 に恵まれました。若手時代に叩き込まれた問題解決の手法は、私たちの中核的スキルとなり、今日に至るまでのキャリアの礎となっています。

私たちは、現在、大手コンサルティングファームに所属するのではなく、それぞれ独立コンサルタントとして、クライアントとともに多くの問題解決に向き合って います。大手コンサルティングファームの看板がないなかで、クライアントから問題解決のパートナーとして選んでいただける理由は、この中核的スキルへの信 頼があるからだと自負しています。

私たちが若手時代に「叩き込まれた」問題解決の手法を、現在、46歳の松浦剛志と、38歳の中村一浩が、さらに体系的に、わかりやすく磨き上げたものが本書、『新人コンサルタントが入社時に叩き込まれる 問題解決基礎講座』です。

問題解決の要は「プロセス」と「ポイント」

仕事で向き合う一つひとつの問題はすべてが異なり、同じ問題が同じ状況で発生することは二度とないかもしれません。しかし、問題解決には、ある程度決まった 手順、つまり「プロセス」があり、ここに気をつけるとぐんと解決への近道になるという勘所、つまり「ポイント」があります。

この「プロセス」と「ポイント」こそが、本書で解説する問題解決の技術です。本書では以下のプロセスにそって解説を進めていきます。

1本書4ページより

松浦 剛志(まつうら たけし)
東京都町田市出身。1969年9月9日生まれ。株式会社プロセス・ラボ代表取締役。 1993 年、京都大学経済学部卒。大学卒業後、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)企業部・審査部にて融資審査・事業再生などを担当。その後、株式会社グロービス (MBA教育・ベンチャーキャピタル)にてグループ全体のコーポレート業務、アントレピア株式会社(投資ファンド)にて投資先企業の育成・業績モニタリン グなどを実施する。2002年、戦略/人事/会計をトータル的に支援するコンサルティングファーム、有限会社ウィルミッツを創業。2006年、業務改善コ ンサルティングをウィルミッツから分社化し、株式会社プロセス・ラボを創業。現在2社の代表取締役。

中村 一浩(なかむら かずひろ)
神奈川県横浜市出身。1978年3月2日生まれ。上智大学理工学部卒業。事業構想大学院大学修士課程修了。 株 式会社ミスミグループ本社、株式会社リクルートホールディングスなどを経て独立。専門領域は人材育成・組織活性、事業開発。企業研修では、累計1000名 以上への講義実績。現在注力しているのは「対話」を通じたイノベーションの創出。代表的な取組みとして、長野県小布施町、慶應義塾大学大学院SDMとの共 同事業である「小布施インキュベーションキャンプ」がある。

日本実業出版社
2016年6月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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