「とと姉ちゃん」終了にあわせ、常子のエッセイモチーフ本が売れ行き好調【エッセイ・ベストセラー】

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 9月26日~10月2日のAmazonのエッセイ売り上げランキングが発表され、第1位佐藤愛子さんの人気エッセイをまとめた『九十歳。何がめでたい』が獲得した。8月7日より7週連続での1位獲得となった。佐藤さんは30日に発売した『人間の煩悩』(幻冬舎)でも新書ランキングで1位を獲得している。

 第2位は出版業界からの注目が高い『〆切本』。第3位はNHK朝ドラ関連本『「暮しの手帖」とわたし』がランクインした。先週に引き続き「とと姉ちゃん」主人公の常子が連載するエッセイ「小さなしあわせ」のモチーフとなった『すてきなあなたに』の売れ行きも好調で4位、8位にランクイン。1日に終了した「とと姉ちゃん」最終週に合わせ、暮しの手帖社にも再度注目が集まっているようだ。

1位『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子[著](小学館)
『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。(小学館ウェブサイトより抜粋)

 Book Bangでは書店員さんによる書評が掲載されている。
ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂・書店員)レビュー

「怒りの書」と帯の紹介文にあります。確かに、文中「!」が頻出します。佐藤先生による「喝!」とでも言うべきエクスクラメーションマークが。 「進歩」した「文明社会」に対する違和感。「進歩」の代償として失われていく人の「情」、そんな世への嗟嘆。時にユーモアを交えつつ、「卒寿?ナニがめでてえ!」「いちいちうるせえ!」と弛んだ世の中を一喝する。そんな名エッセイ28編。…
http://www.bookbang.jp/review/article/517484

2位『〆切本』夏目漱石[著](左右社)
「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」「鉛筆を何本も削ってばかりいる」追いつめられて苦しんだはずなのに、いつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……〆切とは、じつにあまのじゃくで不思議な存在である。夏目漱石から松本清張、村上春樹、そして西加奈子まで90人の書き手による悶絶と歓喜の〆切話94篇を収録。泣けて笑えて役立つ、人生の〆切エンターテイメント!(左右社ウェブサイトより)

3位『【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)』大橋鎭子[著](暮しの手帖社)

 Book Bangでは『暮しの手帖』の元編集者小榑雅章さんの著書『花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部』(暮しの手帖社)の書評も掲載されている。
森彰英(ジャーナリスト)レビュー

◆雑誌作りのすごさが迫る
 半世紀近く前、ある女性週刊誌の現場で出会った当時雑誌作りの鬼の一人に数えられていた編集長のこんな発言をよく聞いた。「クラテはすごいな。諸君もあれに学べ。しかし真似(まね)しても敵(かな)わんぞ」。呪文めいて聞こえたのは雑誌『暮しの手帖』のことだった。
http://www.bookbang.jp/review/article/515416

 4位以下は次の通り。

4位『すてきなあなたに』大橋鎮子[著](暮しの手帖社)

5位『EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)』Naho&Maho[著](TOブックス)

6位『三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手』三谷幸喜[著](朝日新聞出版)

7位『黄色いマンション 黒い猫 (Switch library)』小泉今日子[著](スイッチパブリッシング)

8位『すてきなあなたに よりぬき集』(暮しの手帖社)

9位『強父論』阿川佐和子[著](文藝春秋)

10位『70歳の日記』メイ・サートン[著](みすず書房)

Amazonエッセイ売り上げランキングより 集計期間9月26日~10月2日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年10月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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