世はすべて美しい織物
内容紹介
染めて織る、私の物語を。織り人たちの「業」と「歓び」が紡ぎ出す、新たな感動作。〈桐生の養蚕農家の娘として生まれた芳乃〉と〈東京でトリマーとして働く詩織〉。伝説の織物「山笑う」をめぐり〈昭和〉と〈現代〉、決して交わるはずのなかった、ふたつの運命が、紡ぎ、結ばれていく。母の束縛、家のしがらみ、そして、最愛の人との離別……。抑圧と喪失の「その先」を描く、感涙必至のてしごと大河長編。
データ取得日:2024/04/23
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