謎とき『風と共に去りぬ』
矛盾と葛藤にみちた世界文学
内容紹介
それは時代の先端にして、生まれながらの古典だった。『風と共に去りぬ』は恋愛小説ではない。分裂と融和、衝突と和解、ボケとツッコミ――高度な文体戦略を駆使して描かれたのは、現代をも照射する壮大な矛盾のかたまり。全編を新たに訳した著者ならではの精緻なテクスト批評に、作者ミッチェルとその一族のたどってきた道のりも重ね合わせ、画期的「読み」を切りひらく。
データ取得日:2024/04/20
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