稲垣吾郎 読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」を「ずっと続けていきたい」継続に意欲

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 年内での解散が発表されたSMAPの稲垣吾郎さん(42)がMCを務めるラジオ番組「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」とテレビ番組「ゴロウ・デラックス」が18日夜と深夜に相次いで放送された。「STOP THE SMAP」冒頭で解散についてコメントした稲垣さんは、同番組内で「ゴロウ・デラックス」についても言及し、「これからもずっと続けていきたい」と今後の仕事についても示唆した。

■「ゴロウ・デラックス」への思い

 稲垣さんは「STOP THE SMAP」冒頭でSMAPの解散について報告し、「ファンのみなさまには突然の報告で驚かせてしまって本当に申し訳ございません」と謝罪した。そして「私、稲垣吾郎はこれから頑張っていきますので『STOP THE SMAP』を引き続きよろしくお願いいたします」と今後について述べた。

 番組ではリスナーからのメールに答え「ゴロウ・デラックス」で漫画家さいとう・たかをさん(79)の仕事場を訪ねた際、さいとう先生のモデルガンコレクションに「子どものころに戻ってしまうというか、無邪気な自分がいた」と告白。

 そして「『ゴロウ・デラックス』をやっていると、漫画家の先生の家にお伺いすることとか、最近ロケも多いのですごい面白い」と番組への思いを語りはじめた。「『ゴロウ・デラックス』はやっていてすごく勉強になる。本を読んだり色々なものに触れる機会が多くて」と貴重な読書バラエティーを稲垣さん自身も楽しんでいることを明かした。

 最後に「長寿番組にもなってきたので、これからもずっと続けていきたいなと思いますし、自分のなかの楽しみの一つでもありますね」と番組継続への意欲を語った。

■作家との交流も

 その日の「ゴロウ・デラックス」には映画『火 Hee』の監督・脚本・主演を務めた桃井かおりさん(64)と原作者の中村文則さん(38)が出演した。

 中村さんは作家が集まる花見会で稲垣さんと会ったことがあるという。そこにいた警戒心が強い猫を稲垣さんだけが懐かせたと話し、「さすがだなあと思った」と小説家の集まりの中でも異彩を放つ稲垣さんのエピソードを披露していた。

■桃井かおり監督・脚本・主演の3役!

「火 Hee」は中村さんの短編「火」(『銃』[河出文庫]に収録)が原作。同作は主人公の一人語りだけで展開する実験的な小説。放火犯の娼婦が精神科医に自身の呪われた生涯を独白するサスペンスを、桃井さんが中村さんも驚くような脚本に仕上げ、映像化した。

 撮影は桃井さんの自宅でリハーサルもやり直しもなしで行われた。ドキュメンタリー調の作品に海外の映画祭では素人の患者さんに演じさせたのではと思われたという。中村さんも「桃井さんなんだけど全然別の人みたい」と桃井さんの鬼気迫る演技を絶賛していた。

■完全犯罪者・稲垣吾郎

 番組では他にも、中村さんが作品を手掛ける際、テーマに合った創作ノート選びからはじめることや、作家デビューまでの鬱屈とした日々の様子なども明かした。

 また中村さんは稲垣さんを作品に出すならば、完全犯罪を企てる犯罪者として登場させると話した。犯罪を成し遂げた後も表情を変えず、「いつもよりちょっといいワインをとって飲む。そのときにこの人喜んでいるんだなってわかる」と冷徹な完全犯罪者となった稲垣さんを描写していた。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」は文化放送にて毎週木曜午後9:30から放送中。『火 Hee』は8月20日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年8月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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