宅間守 精神鑑定書
精神医療と刑事司法のはざまで
内容紹介
2001年6月8日午前10時過ぎ、宅間守(当時37歳)は用意していた出刃包丁で、附属池田小学校の教室内において次々と、小学校1年、2年の児童8人を刺殺し、児童13人と教諭2人に重軽症を負わせた。
2003年8月、大阪地方裁判所において死刑判決。弁護団は控訴。しかしその後、宅間自身が控訴を取り下げたため、死刑確定。2004年9月、きわめて異例の速さで死刑執行。
著者は、現在までに90件におよぶ刑事事件被告人の精神鑑定をしている。宅間守は、著者にとって33番目の事例である。2002年10月、大阪地方裁判所からの依頼により宅間守の精神鑑定書を作成するにあたり、著者は大阪拘置所において、2002年10月から2003年1月の間に計17回、宅間守と面接した。
本書は、2003年1月、大阪地方裁判所へ提出された精神鑑定書を、ほぼそのまま収載している。
データ取得日:2024/04/20
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