作家の夢枕獏 標高5200mで撮影する阿部寛・岡田准一らに“蕎麦”を差し入れ

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 作家の夢枕獏さん(65)が3月9日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のコーナー「大竹メインディッシュ」に出演した。夢枕さんの同名小説が原作の『エヴェレスト 神々の山嶺』が3月12日に公開されることに触れ、映画撮影のロケ現場を訪れた際の裏話が披露された。

『エヴェレスト 神々の山嶺』(KADOKAWA)はヒマラヤ山脈の世界最高峰エベレストを舞台に、前人未到の“冬季南西壁無酸素単独登頂”に挑む男と、彼を追うカメラマン、そして実在の登山家ジョージ・マロリーの謎を絡めて描いた山岳小説の“最高峰”だ。

■標高5200mに蕎麦を差し入れ

 撮影は実際にエベレストの標高5200mから5400m付近で行われた。映像化不可能といわれたこの作品の撮影は困難を極め、何度かヒマラヤ山脈に登っている夢枕さんでも撮影現場の様子を「酸素が半分で人間が演技を出来るぎりぎりの環境。監督も『小手先の演技はできない』と言っていた」と伝えていた。

 そんな撮影現場に夢枕さんは「蕎麦屋」をつれて訪問し、その場で蕎麦を打ちふるまったという。出演者の阿部寛さん(51)も岡田准一さん(35)も喜んでいたと語った夢枕さんに、番組MCの大竹まことさん(66)は「マイナス50度の山の中で何日も過ごしてるときに、蕎麦を差し入れされて嬉しいですか?」と笑いながら疑問を呈していた。夢枕さんは「あんまり食べられなくなるし、“日本食食いたい病”になるんですよ」と笑った。

■父親から受け継がれた“芸術家の血”

 番組では夢枕さんと父親のエピソードも明かされた。夢枕さんは就職活動で出版社の「福音館」のみを受けたという。残念ながら落ちてしまった夢枕さんは、その後山小屋で働きながら小説を書くことにした。その際父親は「毎月3万円だけ家に入れれば好きにして良い」と夢枕さんの行動を支持したという。それというのも、父は詩人になりたかったようなんですよ、と夢枕さんは語った。父親の死後母親から父親が書いていた詩を見せられたという。夢枕さんはその詩について「下手な詩でねえ、あまったるい詩でしたよ」と語るも、芸術家の血が父親から受け継がれ、父親の理解ある行動によって夢枕さんの小説家になるという夢が叶えられたことがわかった。

「大竹まこと ゴールデンラジオ!」は文化放送にて月曜から金曜午後1時から放送中。

Book Bang編集部
2016年3月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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