読書家垂涎?! 表参道ヒルズに登場した「森の図書室」 物語に由来したフード&ドリンクも

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 4月9日放送の「王様のブランチ」、「BOOK TOPICS」のコーナーでは本と人が出会える最新スポットを紹介。この日取り上げられたのは3月18日表参道ヒルズ地下三階にオープンした「森の図書室」。

■本と人が繋がる夢の図書室

「森の図書室」は本棚に並べられたおよそ5000冊の本を、イートインスペースでドリンクを飲みながら楽しめる夢の図書室。「森の図書室」1号店は2014年渋谷にオープンし、会員制で深夜0時まで楽しめる。今回オープンした表参道ヒルズ店は非会員制。買い物帰りにふらっと立ち寄れる。そして番組では「森の図書室」の特徴である本との出会いを促進する3つのポイントを紹介した。

1.ディスプレイ

 写真集に小説、絵本とバラバラのジャンルを一つの棚に並べることで今まで手に取らなかった一冊にも気軽に出会え、コミュニケーションのきっかけにもなる。お店のスタッフは「図書室で出会った人と本の話が進んでいって、リアルな友達になったりもします。本との出会いが人との出会いに繋がっていると実感します」と図書室での楽しみ方を語った。

2.メニュー

 誰もが知る名作にちなんだドリンクやフードを頂くことができる。『くまのプーさん』A.A.ミルン[著](岩波書店)の世界をイメージした「ホットハニーミルク」や江國香織さんの恋愛小説『神様のボート』(新潮社)のなかで「倒れそうに甘くて病みつきになる味」と表現されている「シシリアンキッス」。『赤毛のアン』ルーシー・モード・モンゴメリ[著](新潮社)で登場する葡萄酒をイメージした「カシスソーダ」などが頂ける。

1江國香織『神様のボート』(新潮社)、ルーシー・モード・モンゴメリ『赤毛のアン』(新潮社)

3.読書感想文コースター

 飲み物に敷かれるコースターも特徴的。表には本のタイトル、裏にはオーナーの読書感想文が書かれている。コースターは全部で24種類。紹介されている本は全て図書室に置いてあるため、興味を持ったらすぐに読めるそうだ。

 また図書室内に「一番棚」というコーナーがあり、そこはお客さんが自分の好きな本をコメント付きで並べられる。表紙をめくった部分にお客さんの熱いメッセージが書きこまれており、本との出会いが生まれると解説された。この日から番組レビュラーとして登場した横澤夏子さん(25)は私だったら一番棚には、と『宝塚式「ブスの25箇条」に学ぶ「美人」養成講座』貴城けい[著](講談社)をあげた。そして同書を「女性社会で生き延びるために必要な心の持ちようがたくさん書かれています。心までブスにならないように……何度でも読みかえしてみて下さい」と紹介した。

■読書家の憧れか?

 ネット上では「森の図書室」表参道ヒルズB3Fについて、「行きたい!」「素敵すぎる!」「地方にも出来ればいいのに」「ワイン片手に本を読みたい」などの声が上がっており、まだ行ってはいないが、いつかは行ってみたい場所として読書家の間で評判となっているようだ。

 またその日の番組では「作り置きレシピ」が売れていると紹介。『たっきーママの作りおきと時短おかずで 朝すぐ! 弁当』奥田和美[著](扶桑社)が紹介された。

 「王様のブランチ」はTBSにて毎週土曜日9:30から放送中。http://www.tbs.co.jp/brunch/

Book Bang編集部
2016年4月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク