作家の町田康が猫を7匹も飼う理由「猫4匹限界説」は本当か?

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 大竹まことさん(66)が司会を務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のコーナー「大竹メインディッシュ」(4月15日放送回)に作家の町田康さん(54)が出演した。町田さんは前日に起こった熊本での地震に触れ、「ひとごとじゃないと感じる。犬猫がたくさんおり連れて逃げられないので緊張感を感じる」と語った。

■犬4匹に猫7匹!

 町田さんは現在、犬4匹、猫7匹を飼っているという。昨年10月には作家とその飼い犬の生活を描いた『スピンクの壺』(講談社)という著書も出している。大竹さんは「ちまたでは猫は4匹までしか面倒がみられないといいますが」と問うと「僕もそう思います。数が少ないほうが目が行きやすい。多くなると雑になる。でも道を歩いてたら死にかけていたのを見つけたり、ちょっとかさなってしまって」と優しい一面を見せた。

■リフォームは文学的なテーマだ

 町田さんの新刊『リフォームの爆発』(幻冬舎)は自身の家をリフォームした経験から生まれた一冊だ。この作品を書き始めてからリフォームってなんなんだろうと考え、それは「不具合の解消である」と気付いたという。窓が開きにくい、ペットとの生活がしづらいなど、自分が不快だと思うことを直してゆくのがリフォーム。一方文学のテーマは内面的な問題が多い。恋愛、嫉妬、人間関係のトラブルなど、なにか内面的な問題がおこり、その問題が落着して終わる。作家はその解決に向けて、ストーリーのなかで場面を作り、解消してゆく。その過程がリフォームと同じであることに気付いたと語った。そしてリフォームという行為自体が人間の衣食住全てに関わっているため、人間の本性が見えやすい題材だと話した。

■言葉のリフォーム

『リフォームの爆発』についてネット上では「文体とリズムがずるい」「文章の円熟したドライブ感が最高」「面白すぎる。ニヤニヤが止まらない」などの声が溢れている。町田さんの文章といえば、古い言葉や地方の言葉、外来語や若者言葉など普通は文学では使われてこなかった言葉が頻繁に使われるのが特徴だ。町田さんはそのわけを大竹さんに問われ「もはや使われなくなった言葉を磨いて掃除して使う。言葉のリフォーム」だと答えた。

「大竹まこと ゴールデンラジオ!」は文化放送にて月曜から金曜午後1時から放送中。http://www.joqr.co.jp/golden/

Book Bang編集部
2016年4月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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