この7月より、弊社は日本文学振興会とともに「人生に、文学を」というメッセージのもと、あらためて「本を読むこと」、「文学に親しむこと」の素晴らしさを、広く世に訴えるプロジェクトを開始しています。今回のオープン講座はそのプロジェクトの一環として開催されます。
「人生に、文学を」オープン講座は、文学とリアルな人生との関わりについて、作家が語り、その意味を参加者とともに考える場です。
学生だけでなく、社会人、主婦、シニア層まで、さまざまなバックグラウンドを持った参加者との意見交換から、読書や授業だけでは得られない学びを得ることを目的としています。
文学は、人生と無関係なものではありません。大学という学びの場で、改めて文学とあなたの人生を見つめ直してみませんか。
なお、議論の内容を深めるため、参加者には、作家から事前に提示された「課題図書」を読んだ上でのご来場をお願いしています。
■日時:11月6日(日)
■会場:東京大学・本郷キャンパス
■参加方法:http://hon.bunshun.jp/articles/-/5281
村山由佳
1964年、東京生まれ。 大学卒業後、会社勤務、塾講師などを経て、93年『天使の卵~エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。 2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。 主な著作に『翼』『すべての雲は銀の…』、第4回中央公論文芸賞・第22回柴田錬三郎賞・第16回島清恋愛文学賞を受賞した『ダブル・ファンタジー』、『おいしいコーヒーの入れ方』シリーズなどがある。他の著書に『ダンス・ウィズ・ドラゴン』『天翔る』『放蕩記』『天使の柩』などがある。
西村賢太
1967年、東京都生まれ。中卒。 2007年に『暗渠の宿』で第29回野間文芸新人賞受賞。11年『苦役列車』で第144回芥川賞を受賞。刊行準備中の『藤澤清造全集』を個人編輯。文庫版『根津権現裏』『藤澤清造短篇集』『田中英光傑作選』を編集、校訂、解題。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『廃疾かかえて』『随筆集 一私小説書きの弁』『人もいない春』『西村賢太対話集』『一私小説書きの日乗』『寒灯・腐泥の果実』『小説にすがりつきたい夜もある』『疒の歌』『棺に跨がる』『下手に居丈高』『無銭横町』『東京者がたり』『蠕動で渉れ、汚泥の川を』などがある。
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