スマホで猫をかわいく撮る方法 猫好きの稲垣吾郎に岩合光昭が伝授

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 稲垣吾郎さん(43)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」に2月17日、動物写真家の岩合光昭さん(66)が出演した。稲垣さんは岩合さんに猫写真の撮り方を教わり、スタジオに集められた猫の撮影会を行った。

■猫写真の第一人者 41冊目の写真集

 動物写真家の岩合さんは、猫写真の第一人者。NHKでは猫専門の冠番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」ももっており、一年の半分は海外で猫を撮る生活をしている。猫の写真集はこれまでに40冊も出版しており、41冊目となる今作は『ネコへの恋文』(日経BP社)。岩合さんの猫愛溢れるエッセイと写真が収められている。

 稲垣さんは「猫好きなんで今夜楽しみです」と岩合さんと会うのを楽しみにしていた模様。しかし「僕も15年くらい2匹飼っていたので」と稲垣さんが言うと、岩合さんは「『飼ってる』なんて猫に言ったら怒られます。『一緒に暮らしてる』」と諭す。それを受け稲垣さんも「たしかに猫っていうのは主従関係というか、共存してる、一緒に暮らしてるという感じがします」と納得していた。

■猫との出会い

 岩合さんは大学生の時にはじめて撮った猫の写真を披露しながら、原点となった猫との出会いについて語った。高校生のころ友人宅にいた猫と目があったとき、なぜだか目頭が急に熱くなり涙が溢れたという。「世の中にこんなに美しい生き物がいるのか」と猫の大きな目を見て感じ涙がこぼれたのだろうと語った。その後大学生の時にダンボールに捨てられていた猫を連れて帰ったのが猫との共同生活のはじまり。最初に出した写真集も猫を題材にしたものだったという。

■岩合流猫撮影術

 番組では岩合さんの写真を見ながら、岩合さん流の猫写真の撮影術が稲垣さんらに伝授された。

1.だるまさんが転んだ戦法
 猫は警戒心が強いため「だるまさんが転んだ」のように猫がソッポを向いた時に近づいてゆく。

2.猫を見つけたければ「猫が好きなところ」を探す
 陽だまりや坂の上(人の動きがゆっくりになる)など猫の好きな場所を把握しておく。

3.子猫を撮影するときにはまず親猫の許諾を取る
 子猫が警戒してしまうため、母猫に「撮らせてもらうね」と話しかけてあげると、子猫にも母親の安心が伝わるという。

■猫をスマホでかわいく撮る方法

 その後スタジオに集められた猫を題材に、スマホでの猫の撮影術がレクチャーされた。岩合さんは大きなカメラよりもスマホのほうが普段から猫が見慣れているため警戒されづらい、と解説。そして猫の表情を取るためには、自意識を捨て、挨拶をし、猫を褒めながら、地面に這いつくばって撮るのがよいと解説した。

 稲垣さんは「猫の事いちばんわかってるから、君たちより」と自信をみせながら子猫たちを撮影。岩合さんは稲垣さんが写した2匹の猫がじゃれあう写真を「構図ができてる。スーパーショットですよ」と絶賛。また「次の動きを予測して撮っている。動きの中からかわいらしさを発見しているのが素晴らしい。おそれいりました」と15年も猫と暮していた稲垣さんならではの視点に賛辞を贈った。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回2月23日のゲストは第156回芥川賞を受賞した山下澄人さん。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年2月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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