『子規庵・千客万来』復本一郎著 子規の多面的な魅力伝える

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子規庵・千客万来

『子規庵・千客万来』

著者
復本 一郎 [著]/鈴木 光影 [編集]/井上 雪子 [編集]/鈴木 比佐雄 [編集]
出版社
コールサック社
ISBN
9784864352482
発売日
2016/05/13
価格
1,620円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

『子規庵・千客万来』復本一郎著 子規の多面的な魅力伝える

[レビュアー] 産経新聞社

 来年は文学者・正岡子規の生誕150年。子規は明治29年以降、東京・根岸の住居(子規庵)で結核性カリエスのために「病牀(びょうしょう)六尺」の病臥生活の末、34歳で没した。しかし、その生涯は「短いが、すこぶる密度の濃い」ものだった。彼を慕って訪れる多士済々が、引きも切らなかったからだ。錚々(そうそう)たる俳人、歌人、画家…夏目漱石、森鴎外も。まさに「千客万来」。

 本書は、それら友人たちとの交流によって浮かび上がる子規の多面的な魅力を詳細に伝えている。

 当時の面影を残す子規庵で著者が俳人の黛まどかさんと行った興味深い対談も巻末に付してある。(コールサック社・1500円+税)

産経新聞
2016年6月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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