【新書・ベストセラー】百田尚樹『鋼のメンタル』が連覇 3位は「大本営発表」の嘘に迫った一冊がランクイン

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 8月15日~21日の新書売り上げランキング第1位は前週に引き続き、百田尚樹氏がメンタルコントロール術を説いた『鋼のメンタル』だった。2位は選手3位よりランクアップでキリンビール元営業本部長が営業の極意を明かした『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! 』。3位には終戦記念日を迎えた今週ならではの、戦時下の政治と報道について解説した『大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争』がランクインした。

1位『鋼のメンタル』百田尚樹[著](新潮社)

 他人の目が気になってしかたがない、悪口に落ち込む、すぐにクヨクヨする、後悔を引きずる、人前であがってしまう……そんな悩みを抱える人は多いでしょう。でも大丈夫。考え方ひとつで、誰でも「精神の強さ」は鍛えられるのです。マスコミ、ネットで激しいバッシングを受けても、へこたれず我が道を行く「鋼のメンタル」は、どのように形成されたのか。著者初の人生論にして、即効性抜群の実践的メンタルコントロール術!(新潮社ウェブサイトより抜粋)

2位『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!』田村潤[著](講談社)

 アサヒスーパードライから、ビール王者の座を奪回せよ――地方のダメ支店発、キリンビールの「常識はずれの大改革」が始まった! 筆者はキリンビール元営業本部長。「売る」ことを真摯に考え続けた男が実践した逆転の営業テクニックとは? 地方のダメ支店の逆転劇から学ぶ、営業の極意、現状を打破する突破口の見つけ方!  大切なのは「現場力」と「理念」。必死に現状打破を求め続ける、すべての営業マンに送る本! (講談社ウェブサイトより抜粋)

 Book Bangでは産経新聞社による書評が掲載されている。
 https://www.bookbang.jp/review/article/512508

3位『大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争』辻田真佐憲[著](幻冬舎)

 信用できない情報の代名詞とされる「大本営発表」。その由来は、日本軍の最高司令部「大本営」にある。その公式発表によれば、日本軍は、太平洋戦争で連合軍の戦艦を四十三隻、空母を八十四隻沈めた。だが実際は、戦艦四隻、空母十一隻にすぎなかった。誤魔化しは、数字だけに留まらない。守備隊の撤退は、「転進」と言い換えられ、全滅は、「玉砕」と美化された。戦局の悪化とともに軍官僚の作文と化した大本営発表は、組織間の不和と政治と報道の一体化にその破綻の原因があった。今なお続く日本の病理。悲劇の歴史を繙く。(幻冬舎ウェブサイトより)

 4位以下は次の通り。

4位『言ってはいけない 残酷すぎる真実』橘玲[著](新潮社)

5位『捨てられる銀行』橋本卓典[著](講談社)

6位『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動 』伊藤祐靖[著](文藝春秋)

7位『99%の会社はいらない』堀江貴文[著](ベストセラーズ)

8位『日本会議の正体』青木理[著](平凡社)

9位『新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ』TEX加藤[著](朝日新聞出版)

10位『税務署が咎めない「究極の節税」』辻正夫[著](幻冬舎)

〈Amazon文芸書売り上げランキングより 集計期間8月15日~8月21日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年8月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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