5月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『バカの国』が獲得した。
第2位は『空気を読む脳』。第3位は『ケーキの切れない非行少年たち』となった。
3位の『ケーキの切れない非行少年たち』はトーハンが5月29日に発表した2020年 上半期ベストセラー<総合>部門でも10位、新書部門では1位に輝いている。同書は昨年7月に刊行された。著者の宮口幸治さんは数多くの非行少年たちと接してきた児童精神科医。宮口さんは反省をせず何度も犯罪を繰り返してしまう少年たちの多くが、認知機能の問題を抱えていることに気づく。そうした少年が描いたのが帯に使われているケーキの図だ。ケーキを三等分に切ることさえできない「境界知能」の人々の実態と、彼らを導くための実践的な提案を解説した一冊。衝撃的な図に注目が集まった他、お笑い芸人カズレーザーさんのオススメもあり、発行部数50万部のベストセラーとなっている。
https://www.bookbang.jp/article/590926
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- バカの国
- 価格:880円(税込)
1位『バカの国』百田尚樹[著](新潮社)
バカが溢れている。何でもいちゃもんをつけて炎上させるクレーマー・バカ、SNSで自らの愚かさを世に知らしめる新手のバカ、常人には理解不能な真正のバカ。だが、笑ってばかりもいられない。血税を食い潰す役人、保身しか頭にない政治家、危機管理能力のない政府……バカは、いまやこの国の中枢まで侵食しつつあるのだ。ベストセラー作家がツッコミながらも警鐘を鳴らす、笑いと怒りの123篇!(新潮社ウェブサイトより)
2位『空気を読む脳』中野信子[著](講談社)
職場で、学校で、なぜ日本人は「空気」を読むのか?中野信子さんが脳科学をとおし、初めて日本人の心性と強みを読み解く。(講談社ウェブサイトより抜粋)
3位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)
児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(新潮社ウェブサイトより)
4位『感染症 増補版 広がり方と防ぎ方』井上栄[著](中央公論新社)
5位『還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方』出口治明[著](講談社)
6位『朝鮮半島と日本の未来』姜尚中[著](集英社)
7位『交渉力 結果が変わる伝え方・考え方』橋下徹[著](PHP研究所)
8位『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』瀧本哲史[著](星海社発行/講談社発売)
9位『感染症対人類の世界史』池上 彰、増田ユリヤ[著](ポプラ社)
10位『世界のニュースを日本人は何も知らない』谷本真由美[著](ワニブックス)
〈新書ランキング 5月26日トーハン調べ〉
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