「とと姉ちゃん」常子の連載モデル本含め関連書籍4作が同時ランクイン!【エッセイ・ベストセラー】

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 9月19日~9月25日のAmazonのエッセイ売り上げランキングが発表され、第1位は藤愛子さんの人気エッセイをまとめた『九十歳。何がめでたい』が獲得した。6週連続での1位獲得となった。

 第2位は出版業界からの注目が高い『〆切本』。第3位は朝ドラで話題の『すてきなあなたに』がランクインした。

 NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が10月1日に最終回を迎える。その間際になってモチーフとなった大橋鎮子さんと雑誌「暮しの手帖」関連の書籍が大人気に。ドラマ内で常子が連載するエッセイ「小さなしあわせ」のモデルとなった『すてきなあなたに』関連3冊を含め、3位、4位、7位、10位に暮しの手帖社の発行する書籍がランクインし最後の盛り上がりを見せている。

1位『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子[著](小学館)

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。(小学館ウェブサイトより抜粋)

 Book Bangでは書店員さんによる書評が掲載されている。

怒りの書」と帯の紹介文にあります。確かに、文中「!」が頻出します。佐藤先生による「喝!」とでも言うべきエクスクラメーションマークが。 「進歩」した「文明社会」に対する違和感。「進歩」の代償として失われていく人の「情」、そんな世への嗟嘆。時にユーモアを交えつつ、「卒寿?ナニがめでてえ!」「いちいちうるせえ!」と弛んだ世の中を一喝する。そんな名エッセイ28編。…
https://www.bookbang.jp/review/article/517484

2位『〆切本』夏目漱石他[著](左右社)

「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」「鉛筆を何本も削ってばかりいる」追いつめられて苦しんだはずなのに、いつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……〆切とは、じつにあまのじゃくで不思議な存在である。夏目漱石から松本清張、村上春樹、そして西加奈子まで90人の書き手による悶絶と歓喜の〆切話94篇を収録。泣けて笑えて役立つ、人生の〆切エンターテイメント!(左右社ウェブサイトより)

3位『すてきなあなたに』大橋鎮子[著](暮しの手帖社)

1969年から連載が続く『暮しの手帖』誌の人気エッセイです。実際に目でみて素敵だと思ったこと、人と接している時に感じた素敵なこと、心に深く染み込んでいったこと、食事の時に美味しかったものとそのレシピなど、日常の生活で感じて、メモに書き留めたものを綴っています。本書、第1巻は、1969年から1974年までの連載をまとめたものです。(暮しの手帖社ウェブサイトより)

 4位以下は次の通り。

4位『すてきなあなたに よりぬき集』暮しの手帖編集部[編](暮しの手帖社)

5位『三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手』三谷幸喜[著](朝日新聞出版)

6位『強父論』阿川佐和子[著](文藝春秋)

7位『【ポケット版】すてきなあなたに01 ポットに一つ あなたに一つ』大橋鎮子[編著](暮しの手帖社)

8位『不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life』伊集院 静[著](講談社)

9位『ここからは、オトナのはなし』LiLy[著](宝島社)

10位『【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)』大橋鎭子[著](暮しの手帖社)

Amazonエッセイ売り上げランキングより 集計期間9月19日~9月25日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年9月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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