「あさイチ」「王様のブランチ」「アメトーーク! 読書芸人」で話題 西加奈子 乳がん治療の経緯を綴った自身初のノンフィクション作品がベストセラー
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- くもをさがす
- 価格:1,540円(税込)
4月25日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『街とその不確かな壁』が獲得した。
第2位は『汝、星のごとく』。第3位は『くもをさがす』となった。
3位に初登場の『くもをさがす』は西加奈子さんが自身のがん治療の経緯を描いたノンフィクション。2021年にカナダで乳がんと診断され、治療を終えるまでの8ヶ月間を克明に描く。西さんは4月19日の発売日以降、21日にNHK総合の朝のバラエティ番組「あさイチ」、22日にTBS系バラエティ番組「王様のブランチ」、27日には日本テレビ系ニュース番組「news every.」に出演。また20日にはテレビ朝日系バラエティ番組「アメトーーク!」の人気企画「読書芸人」でも芸人のヒコロヒーさんが同書を「ここ1、2年で読んだ本で、群を抜いて(おもしろかった)」と紹介し大きな話題となった。発売から6日で10万部を増刷し、累計発行部数20万部となっている。
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- 街とその不確かな壁
- 価格:2,970円(税込)
1位『街とその不確かな壁』村上春樹[著](新潮社)
十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そしてきみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。村上春樹が長く封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。(新潮社ウェブサイトより)
2位『汝、星のごとく』凪良ゆう[著](講談社)
その愛は、あまりにも切ない。正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。(講談社ウェブサイトより抜粋)
3位『くもをさがす』西加奈子[著](河出書房新社)
カナダで、がんになった。「私は弱い。徹底的に弱い」。でもーーあなたに、これを読んでほしいと思った。祈りと決意に満ちた著者初のノンフィクション。(河出書房新社ウェブサイトより)
4位『神達に拾われた男 13』Roy[著](ホビージャパン)
5位『魔女と過ごした七日間』東野圭吾[著](KADOKAWA)
6位『君のクイズ』小川哲[著](朝日新聞出版)
7位『異世界はスマートフォンとともに。28』冬原パトラ[著](ホビージャパン)
8位『ぼんぼん彩句』宮部みゆき[著](角川文化振興財団)
9位『新しいゲーム始めました。 ~使命もないのに最強です?~7』じゃがバター[著](TOブックス)
10位『趣味を極めて自由に生きろ!3 ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです』紫南[著](アルファポリス)
〈文芸書ランキング 4月25日トーハン調べ〉
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