【児童書】『ぼくはいったいなんやねん』岡田よしたか著
［レビュアー］ 産経新聞社
〈みなさん、ぼくがだれだかわかりますか？ じつは、ぼくにもわからんのです〉。自分を知るために旅に出た「ぼく」。耳かきではない、くぎ抜きでもない…。親切だけどとぼけた仲間たちとであい、失敗を重ねながら自分探し。道具や食べ物を題材に独特の面白ワールドを描く作者の“ひねりがきいた”新作。なくてもなんとかなるけれど、あると便利なあれが主人公だ。あれですよ、あれ。（佼成出版社・１３００円＋税）
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2016年1月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
