『「日本を解体する」戦争プロパガンダの現在』
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『「日本を解体する」戦争プロパガンダの現在 WGIPの源流を探る』
[レビュアー] 産経新聞社
WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)とは、戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるためにGHQが行った宣伝計画のことだ。
「そんな昔のことを」と思ってはいけない。戦後50年を前に朝日新聞は社説で「第二次大戦は『ファシズムに対する民主主義の勝利』というのが国際社会の常識である」と主張した。学校教育の結果、今でもそう思っている人は多いことだろう。
著者はGHQによる洗脳工作がいまなお日本に浸透している事実を解明しつつ、現在の憲法改正をめぐる論議に影響が出ていると指摘する。(高橋史朗著/宝島社・1500円+税)