16日から開かれるユネスコの世界遺産委員会で、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表(いりおもて)島」の世界自然遺産登録が正式決定される見通しだ。奄美大島にはアマミノクロウサギなど希少種が多く生息し、多発する野生動物の交通事故対策が課題となっている。
本書は、同島の生きものが道路に現れる様子を多数の写真で紹介している。車にひかれた鳥を食べるカラスや、路上に倒れたウサギといった厳しい現実も。全編を通して、奄美の道では生きものに気を付け、ゆっくりと進もうと呼びかけている。(新日本出版社・1650円)
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2021年7月11日 掲載
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