【今週の労務書】社労士のための労働事件 思考の展開図 島田直行著、日本法令刊

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社労士のための労働事件 思考の展開図

『社労士のための労働事件 思考の展開図』

著者
島田 直行 [著]
出版社
日本法令
ジャンル
社会科学/経営
ISBN
9784539729953
発売日
2023/09/25
価格
2,420円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【今週の労務書】社労士のための労働事件 思考の展開図 島田直行著、日本法令刊

[レビュアー] 労働新聞社

士業の連携が必須に

 使用者側弁護士が社会保険労務士に向けて書いた一冊。顧問先で労働事件が起きた際に、どのように解決に導けば良いのかを伝授している。

 著者が強調しているのは、これからの時代に士業が経営を支えていくためには、士業同士が垣根を越えた協力体制を築く必要があるということ。弁護士が労働事件と向き合うとき、どのように思考を展開していくのかや、どのようなマインドセットで対峙しているかを示し、社労士に理解を求めている。

 顧問先企業が選任した弁護士とのコミュニケーションについては、「弁護士だから」と物怖じせず、積極的に意見を求めるべきとした。鬱陶しく思われるようであれば、「その程度の弁護士だった」と諦めるべきとしている。

(島田直行著、日本法令刊、2420円、TEL:03-6858-6967)

労働新聞
令和5年10月16日第3421号16面 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

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