予言者トッドの著書2冊がランクイン 限界に達した「グローバリズム以後』の世界はどうなってしまうのか【新書・ベストセラー】

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 11月13日~11月19日のAmazonの新書売り上げランキングが発表され、第1位は百田尚樹氏が面白い雑談に大切な話術を指南する『雑談力』となった。

 第2位はアメリカ大統領選挙でのトランプ・ショックを予見と注目を集めた『グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命』。第3位はTwitterで話題の「ブラック・ショールズ理論」の解説書『経済数学の直観的方法 確率・統計編』となった。

 2位『グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命』と7位の『問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論』の著者エマニュエル・トッド氏は10月の講演で米国大統領選挙でのトランプ勝利の可能性に言及し話題となった。どちらの新書でもEUの離脱とトランプ勝利はグローバリズムの終焉を意味すると著者は述べ、グローバリズム以後の世界はどうなってゆくのかを予見する内容となっている。

1位『雑談力』百田尚樹[著](PHP研究所)

 多くの人は雑談について「相手が興味を持ちそうな話をすればいい」と思っているが、それは大きな勘違い。じつは本当に面白い話題とは、「話し手が一番興味がある話題」である。そしてその話の構成を工夫しさえすれば、誰もが引き付けられる話になるのだ。「書くより喋る方が100倍も好き」と語るベストセラー作家が、面白い話を構成する技術を開陳。「ウケるネタの具体例」も満載。雑談で人を楽しませる快感を味わうための一冊!(PHP研究所ウェブサイトより抜粋)

2位『グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命』エマニュエル・トッド[著](朝日新聞出版)

「グローバリズムへの懐疑」「テロの恐怖の前に世界は」「Gゼロ時代で不安定化する世界はどうなる」「トランプ旋風にみる反知性主義の潮流にどう抗するか」「日本はどうあるべきか」当代一の知識人が混迷の世界を読み解く。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

3位『経済数学の直観的方法 確率・統計編』長沼伸一郎[著](講談社)

 高度に発展した経済数学の本質を70点に及ぶ図・グラフを中心に、直観的に理解していきます。本書では、「確率・統計編」として、「正規分布」のメカニズムを学び、「中心極限定理」の不思議に触れ、教養としての「ブラック・ショールズ理論」を身につけていきます。 (講談社ウェブサイトより抜粋)

 4位以下は次の通り。

4位『人間の煩悩』佐藤愛子[著](幻冬舎)

5位『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』野澤千絵[著](講談社)

6位『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!』田村潤[著](講談社)

7位『問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論』エマニュエル・トッド[著](文藝春秋)

8位『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』上念司[著](講談社)

9位『国際法で読み解く世界史の真実』倉山満[著](PHP研究所)

10位『ヒットの崩壊』柴那典[著](講談社)

Amazon新書売り上げランキングより 集計期間11月13日~11月19日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年11月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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