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- 老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路
- 価格:836円(税込)
11月27日~12月3日のAmazonの新書売り上げランキングが発表され、第1位は空き家の増え続ける日本の住宅事情に警鐘を鳴らした『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』となった。
第2位は百田尚樹氏が面白い雑談に大切な話術を指南する『雑談力』。アメリカ大統領選挙でのトランプ・ショックを予見と注目を集めた『グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命』となった。
1位の『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』は東洋大学で都市計画を研究する野澤千絵教授が、「住宅過剰社会」に警鐘を鳴らした一冊。過剰に供給され続ける都市部の高層マンションやサブリースの賃貸アパート。無計画に広がる郊外の戸建て住宅。その先に待つ住環境の悪化は必至だと野澤さんはデータと事例をあげて解説し、脱却するための方策を提言している。
4位以下で注目は8位にランクインした『観光立国の正体』。地域振興のエキスパートと観光のカリスマが日本を真の観光立国にするためには何が必要なのかを徹底討論した一冊。IR整備推進法案の強引な採決で注目を浴びたカジノ解禁についても二人は「カジノで観光客が集まるなんて幻想」と現場を知る専門家ならではの厳しい意見を述べている。
1位『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』野澤千絵[著](講談社)
私たちは、「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」という不思議な国に住んでいます。右肩上がりに空き家は増え続け、15年後には3戸に1戸が空き家になってしまうにもかかわらず、都市部では相変わらず超高層マンションが林立し、郊外では無秩序に戸建て住宅地の開発が続いています。住宅過剰社会は住みにくい「まち」の原因です。あなたは最近、自分の「まち」が住みにくいと感じることはないでしょうか?(講談社ウェブサイトより)
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- 雑談力
- 価格:858円(税込)
2位『雑談力』百田尚樹[著](PHP研究所)
多くの人は雑談について「相手が興味を持ちそうな話をすればいい」と思っているが、それは大きな勘違い。じつは本当に面白い話題とは、「話し手が一番興味がある話題」である。そしてその話の構成を工夫しさえすれば、誰もが引き付けられる話になるのだ。「書くより喋る方が100倍も好き」と語るベストセラー作家が、面白い話を構成する技術を開陳。「ウケるネタの具体例」も満載。雑談で人を楽しませる快感を味わうための一冊!(PHP研究所ウェブサイトより抜粋)
3位『グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命』エマニュエル・トッド[著](朝日新聞出版)
「グローバリズムへの懐疑」「テロの恐怖の前に世界は」「Gゼロ時代で不安定化する世界はどうなる」「トランプ旋風にみる反知性主義の潮流にどう抗するか」「日本はどうあるべきか」当代一の知識人が混迷の世界を読み解く。(朝日新聞出版ウェブサイトより)
4位以下は次の通り。
4位『応仁の乱 – 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一[著](中央公論新社)
5位『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線』[著](講談社)
6位『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』上念司[著](講談社)
7位『経済数学の直観的方法 確率・統計編』長沼伸一郎[著](講談社)
8位『観光立国の正体』藻谷浩介 山田桂一郎[著](新潮社)
9位『プロフェッショナルの習慣力 トップアスリートが実践する「ルーティン」の秘密』森本貴義[著](ソフトバンククリエイティブ)
10位『すごい「会話力」』齋藤孝[著](講談社)
〈Amazon新書売り上げランキングより 集計期間11月27日~12月3日〉
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