【児童書】『レイチェル・カーソン物語 なぜ鳥は、なかなくなったの?』

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【児童書】『レイチェル・カーソン物語 なぜ鳥は、なかなくなったの?』

[レビュアー] 産経新聞社

20世紀前半、米国東部の自然豊かな田園地帯。小鳥の鳴き声や虫の羽音に親しんで育った少女は、長じて生物学者となった。しかし戦後のある時期、小動物の大量死が相次いでいることに気づく。研究の末に見えてきたのは、農薬や殺虫剤の無計画な大量散布が生態系を壊し、やがて人間にも被害を及ぼしかねないことだった―。

世界的ベストセラー『沈黙の春』の著者について、子供時代を中心に描いた絵本。彼女の科学者としての知性の基盤は、自然に接して育まれた感受性だった。(ステファニー・ロス・シソン文・絵 上遠恵子監修、おおつかのりこ訳/西村書店・1815円)

産経新聞
2022年11月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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