一羽の小鳥が飛んでいる。ちょっと飛んでは一休み。木の実を食べて、また飛んで。繰り返しで、ずっと遠くまで来た。
そのうち行き当たったのは、大きな海。「どうしよう…?! ここは ひとつ かんがえなくちゃ…」。橋を探す、島づたいに飛ぶ、船を見つける…。もちろん、成長するのを待って挑むのもありだ。どの手段を、いつ選ぶのかは、みんな違う。それぞれが自分で決めるべきことだ。ベテラン絵本作家が、のびやかな絵で、子供たちの人生を温かく励ます。(偕成社・1430円)

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2023年3月19日 掲載
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