【気になる!】文庫『ダライ・ラマ六世恋愛詩集』今枝由郎・海老原志穂編訳 レビュー 産経新聞 [レビュー] (海外の小説・詩集) 『ダライ・ラマ六世恋愛詩集』 著者 Tshaṅs-dbyaṅs-rgya-mtsho, 1683-1706 /今枝, 由郎, 1947- /海老原, 志穂 出版社 岩波書店 ISBN 9784003206911 価格 550円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:openBD 【気になる!】文庫『ダライ・ラマ六世恋愛詩集』今枝由郎・海老原志穂編訳 [レビュアー] 産経新聞社 チベットの最高権威であるダライ・ラマの恋愛詩とは、何ともスキャンダラスな響きである。ダライ・ラマ6世(1683~1706年)は還俗(げんぞく)して恋に明け暮れ、23歳で短い生涯を終えた。処刑されたとも病死したともいわれる。14世を数えるダライ・ラマの中でも「最も特異」だそう。 100編を収録。チベット文学に恋愛というテーマがなかった時代、多くは6世の名を使って誰かが詠んだ「詠み人知らず」とみられ、現在もチベットの人々に愛唱されているという。若者の熱情がみずみずしい言葉でつづられている。(岩波文庫・550円) 2023年3月26日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 岩波書店 産経新聞社 今枝由郎 ダライ・ラマ六世恋愛詩集 海老原志穂