幸運の基本は、自分を好きになること――運と友だちになる習慣

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2016.09.20_2幸運は意外と目の前にある?(photo by unic/photoAC)


まわりをみてみると、いつも幸運に恵まれてる人がいる一方で、なぜだかいつもうまくいかない人がいます。そのような人は「結局、私はツイてないんだ……」と、生い立ちや環境のせいで、自分だけが運に見放されているように感じているかもしれません。

しかし「運を引き寄せ、自分の人生を好きになれるような、そんな毎日を築いていくことは誰でも可能」と、『運と友だちになる習慣』の著者であり、人生論の研究を行なっている植西聰さんは言います。

幸運を引き寄せるための基礎となる〈心〉について、著書の中からみてみましょう。

***

あなたは、特別な存在

最近、「自己肯定感」という言葉がテレビや雑誌など、多くのメディアで盛んに取り上げられています。自己肯定感とは、「自分は大切で価値のある存在だ」と長所だけではなく、短所も含めて自分を肯定する心の感覚です。

この自己肯定感の不足が「幸運」に関わっているといわれています。なぜなら、心の中に「自分に自信が持てない」「人と比べてしまう」といった、自分に対してのマイナスの感情をたくさん持っていると、知らず知らずの内に幸運から遠ざかってしまうからです。

というのも、心の中に「自分が嫌い」という意識があると、夢を叶えるための努力をしたり、積極的に行動しても、プラスの感情が思うように増えていきません。そんなとき、ぜひ思い出してほしいのが、この人生で「今の自分」として生まれたことは、とても特別だということ。

自分は自分以外の人生を生きることはできないということを忘れず、「自分」のことを好きでいる。それが毎日を幸せな気持ちで過ごすために必要不可欠なポイントなのです。

「頑張っているのに、なぜか幸運になれない」と感じている人がいたら、その原因は心の奥底にある「自分が嫌い」という感情にあるかもしれません。

「自分に生まれて、よかった」という「自信」を持つことが、幸運への第一歩です。
(本書19ページより)

マイナスの感情をおもいっきり吐き出す

「自分が嫌い」と思っている人は、どちらかというと「真面目でいい人」が多いようです。だからこそ、心の中にマイナスの感情をたくさん溜め込んでしまいます。その状態で、心の中にプラスの感情を増やそうとしても、マイナスのエネルギーに打ち消されてしまいます。

そこで植西さんがおすすめするのが、マイナスの感情を紙に書き出すことや信頼できる友人に話を聞いてもらうことです。幸運を引き寄せるためには、プラスの感情を増やすのと同時に、マイナスのエネルギーを吐き出すことが大切です。

「子どもの頃から親が厳しくて、大人になっても関わるのがつらい」、「仕事で大変な業務ばかりを押し付けられ、毎日がしんどい」という風に、自分が感じているマイナスの感情を捨て、幸運を引き寄せる準備をしましょう。

これは誰かを傷つけるためではなく、自分を幸せにするための行為なので、ためらう必要はありません。マイナスの感情を紙に書き終えたら、やぶって捨てると、すっきりします。
(本書21ページより)

日本実業出版社
2016年9月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

日本実業出版社

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