ホリエモンがたどり着いた境地『捨て本』が初登場[ビジネス書ベストセラー]

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 8月6日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『心。』が獲得した。
 第2位は『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』。第3位は『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『捨て本』。精力的にビジネス書の執筆を続ける堀江貴文さんの最新作は「捨てるため」の本。堀江さんがこれまでの波乱の人生を振り返りながら、「捨ててきたもの」について語っている。その回顧は幼少期からはじまり、東大時代、ライブドア時代、そして収監期間にまで及ぶ。その過程で手に入れた仕事や家庭、結婚や住まい、愛着やプライド、人間関係など様々な事柄をとりあげながら、堀江さんの心境の変化が綴られる。さながら堀江さんの自伝のようだ。人生を思い通りに自由に生きるために、モノを捨て、しがらみを捨て、執着を捨てる。拝金主義の権化のような扱いを受けてきたホリエモンがたどり着いたのは「禅」の境地だったのか、とも感じられる一冊だ。

1位『心。』稲盛和夫[著](サンマーク出版)

「経営のカリスマ」稲盛和夫氏の人生の集大成、ついに刊行! ミリオンセラー『生き方』待望の続編が、15年の時を経て刊行! すべては“心”に始まり、“心”に終わる。(サンマーク出版ウェブサイトより抜粋)

2位『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』ロルフ・ドベリ[著]安原実津[訳](サンマーク出版)

簡単に揺らぐことのない幸せな人生を手に入れるための「52の思考法」(サンマーク出版ウェブサイトより)

3位『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド[著](日経BP社)

教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介 本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。いずれも最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介している。これらのテーマは一見、難しくて遠い話に思えるかもしれない。でも、大丈夫。著者のハンス・ロスリング氏の説明は面白くてわかりやすいと評判だ。その証拠に、彼のTEDトークの動画は、累計3500万回も再生されている。また、本書では数式はひとつも出てこない。「GDP」より難しい経済用語は出てこないし、「平均」より難しい統計用語も出てこない。誰にでも、直感的に内容を理解できるように書かれている。 (日経BPウェブサイトより抜粋)

4位『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』西成活裕[著](かんき出版)

5位『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』堀江貴文[著](マガジンハウス)

6位『生き方 人間として一番大切なこと』稲盛和夫[著](サンマーク出版)

7位『捨て本』堀江貴文[著](徳間書店)

8位『ポケット版「のび太」という生きかた』横山泰行[著](アスコム)

9位『メモの魔力 The Magic of Memos』前田裕二[著](幻冬舎)

10位『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式』山口 周[著](ダイヤモンド社)

〈単行本 ビジネス書ランキング 8月6日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年8月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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