すべて忘れてしまうから

すべて忘れてしまうから

著者
燃え殻 [著]
出版社
扶桑社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784594085605
発売日
2020/07/27
価格
1,650円(税込)

内容紹介

ベストセラーになった『ボクたちはみんな大人になれなかった』の 燃え殻による、待望の第2作!

【おかざき真里(漫画家)、町田康(小説家)、玉城ティナ(女優)、矢部太郎(芸人)らが推薦!】

あの時"無かったこと"にした自分の気持ちを届けてもらいましたーーおかざき真里(漫画家)

小石が池にポチャンと落ちて静かに波紋が広がる、みたいな文章でした。
悲しみのなかにおかしみがあり、おかしみのなかに悲しみがありました。ーー町田 康(小説家)

日記のように書かれた個人的な記憶は、形を変えて私の中にも潜んでいる気がしました。--玉城ティナ(女優)

眠れない夜に読むことをおすすめします。眠れなくてもいいと思える本です。ーー矢部太郎(芸人)

ほぼ忘れてしまった出来事だらけで、文章の途中で立ち止まってしまった。やっぱり書いておいてよかった。あの夜、編集のTさんに無理やり誘ってもらってよかった。だって良

いことも悪いことも、そのうち僕たちはすべて忘れてしまうから。―――――本書より

いまはもうない喫茶店、帰りがけの駅のホーム、予定のなかったクリスマスイブ、入院した病院の天井、安いビジネスホテルの廊下、知らない街のクラブ、朝のコンビニの最後

尾、新幹線こだまの自由席、民宿の窓でふくらむ白いカーテン、居場所のないパーティー会場――。

ふとした瞬間におとずれる、もう戻れない日々との再会。ときに狼狽え、ときに心揺さぶられながら、すべて忘れてしまう日常にささやかな抵抗を試みる「断片的回顧録」。

装画は『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』『クリームソーダシティ』などで知られる漫画家、長尾謙一郎。

データ取得日:2024/05/06  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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