【気になる!】新書『徳川家康の決断』本多隆成著

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【気になる!】新書『徳川家康の決断』本多隆成著

[レビュアー] 産経新聞社

来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」のタイトルにも通じるような、家康の「人生のターニングポイント」に重点を置き、その生涯をたどった一冊。

桶狭間から小牧・長久手、関ケ原、大坂の陣までの戦や嫡男・信康の処断、重臣・石川数正の出奔、本能寺の変後の伊賀越えなど、家康が決断を迫られた10のトピックを取り上げた。

たびたび遭遇した修羅場を、天災や運も味方につけて乗り越え、天下の実権を握る過程に戦国史・近世史が専門の著者が迫る。通説や新説、その評価なども豊富に紹介され、歴史のおもしろさが味わえる。(中公新書・990円)

産経新聞
2022年11月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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