山崎豊子さん墓所公開へ

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 2013年に作品『約束の海』を絶筆として亡くなった作家、山崎豊子さんの墓所が、没後3年にあたり公開されることになった。「豊子忌」と名付けられた命日にあたる9月29日からの4日間、大阪市天王寺の藤次寺で一般読者による墓参を受け付ける。没後3年をうけ、絶筆『約束の海』の文庫版も刊行された。

 藤次寺には山崎家の墓とは別に、作家・山崎豊子の墓として全作品名を記入した墓誌が造られているという。希望者は期間中、寺務所で「墓所一般公開の件」と申し込めば墓参できる。

 山崎さんの秘書を長年務め、『山崎豊子先生の素顔』の著書のある野上孝子さんは本誌の取材に対し、「山崎先生のお墓を多くの方が訪れて下さるのは嬉しいこと。でも私自身は先生の本がたくさんおいてある書店こそが、先生の『生きているお墓』だと思っていますので、ぜひ書店で本を手にとってほしい」とコメントした。

 山崎豊子さん墓所一般公開
 場所 藤次寺(大阪府大阪市天王寺区生玉町1-6、06-6771-8144)
 実施期間 2016年9月29日~10月2日、10~17時までの間

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BookBang編集部

2016年8月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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