-
- 約束の海
- 価格:781円(税込)
2013年に作品『約束の海』を絶筆として亡くなった作家、山崎豊子さんの墓所が、没後3年にあたり公開されることになった。「豊子忌」と名付けられた命日にあたる9月29日からの4日間、大阪市天王寺の藤次寺で一般読者による墓参を受け付ける。没後3年をうけ、絶筆『約束の海』の文庫版も刊行された。
藤次寺には山崎家の墓とは別に、作家・山崎豊子の墓として全作品名を記入した墓誌が造られているという。希望者は期間中、寺務所で「墓所一般公開の件」と申し込めば墓参できる。
山崎さんの秘書を長年務め、『山崎豊子先生の素顔』の著書のある野上孝子さんは本誌の取材に対し、「山崎先生のお墓を多くの方が訪れて下さるのは嬉しいこと。でも私自身は先生の本がたくさんおいてある書店こそが、先生の『生きているお墓』だと思っていますので、ぜひ書店で本を手にとってほしい」とコメントした。
山崎豊子さん墓所一般公開
場所 藤次寺(大阪府大阪市天王寺区生玉町1-6、06-6771-8144)
実施期間 2016年9月29日~10月2日、10~17時までの間
BookBang編集部
-
2016年8月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
関連ニュース
-
国民的作家・山崎豊子 昭和20年の日記を発見 戦争体験、熱い恋、リアルな青春の姿がそこにはあった
[ニュース](ノンフィクション)
2015/07/13 -
なぜ今「山崎豊子」作品が相次いで映像化されるのか?
[映像化](日本の小説・詩集)
2019/03/23 -
山崎豊子さん命日「豊子忌」に
[ニュース](日本の小説・詩集)
2016/08/02 -
88歳世界最高齢のスーパーモデルの人生訓が3位に初登場!【エッセイ・ベストセラー】
[ニュース](エッセー・随筆)
2016/09/01 -
幕末維新に関わっていたのは日本人だけではない 外国人の視点から見た維新が興味深い
[ニュース/テレビ・ラジオで取り上げられた本](日本史)
2016/04/20