オードリー若林『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』を買う [アメトーーク!読書芸人特集③]
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11月10日に放送されたテレビ朝日の番組「アメーーク!」で恒例の「読書芸人」企画が開催され、読書芸人4人が今年読んだオススメの5冊を持ちより紹介した。また書店に出かけそれぞれが1万円分の本を買うという企画も行われた。
今回読書芸人として登場したのは芥川賞作家でもあるピースの又吉直樹さん、オアシズの光浦靖子さん、オードリーの若林正恭さん、そして初登場となったメイプル超合金のカズレーザーさん。
■若林正恭オススメの5冊
若林さんのオススメは以下の5冊。
左から『森に眠る魚』角田光代[著]、『服従』ミシェル・ウエルベック[著]、『美しい距離』山崎ナオコーラ[著]、『コンビニ人間』村田沙耶香[著]、『マチネの終わりに』平野啓一郎[著]
『森に眠る魚』角田光代[著](双葉社)
『服従』ミシェル・ウエルベック[著](河出書房新社)
『美しい距離』山崎ナオコーラ[著](文藝春秋)
『コンビニ人間』村田沙耶香[著](文藝春秋)
『マチネの終わりに』平野啓一郎[著](毎日新聞出版)
若林さんは『森に眠る魚』はママ友5人のグループがだんだんと歯車がかみ合わなくなってゆく様子が描かれている。そして「最後には大変なことになっていく」とその不穏な内容を紹介した。
『服従』は2022年にイスラム政権になってしまったフランスが描かれる。知識人たちは急に今までと違うことを言いだし、若林さんは「人間の知識とか哲学がいかにもろいかということを表している」と熱く身ぶりを加えながら紹介した。
『美しい距離』は奥さんが病気になった夫が主人公。若林さんは「病気が出てくる話っていいところだけをとってきたり、暗くなりがちだけど、そのずれに正直に向き合っている」と紹介した。
今回紹介された本は東京の代官山蔦屋書店にて1カ月の間特設コーナーが設けられ、読書芸人達のセレクトを手にとって確認することができる。また放送後には各書店の公式Twitterも反応を示しており、各書店でも同様の「アメトーーク! 読書芸人コーナー」が組まれている模様だ。
■1万円で若林正恭が買った本
また読書芸人たちが「1万円を渡したらどんな本を購入する?」との検証が行われ各人のセレクトが発表された。
若林さんがセレクトしたのは以下の8冊。
左から『ジニのパズル』崔実[著]、『よるのふくらみ』窪美澄[著]、『地図と領土』ミシェル・ウエルベック[著]、『安全な妄想』長嶋有[著]、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』五百田達成・堀田秀吾[著]、『脳はなにげに不公平』池谷裕二[著]、『日本史人物55人のひみつ』小和田哲男[監修]甲斐謙二[著]『蕎麦春秋(39) 2016年11 月号 月刊リベラルタイム 増刊』(リベラルタイム出版社)
『ジニのパズル』崔実[著](講談社)
『よるのふくらみ』窪美澄[著](新潮社)
『地図と領土』ミシェル・ウエルベック[著](筑摩書房)
『安全な妄想』長嶋有[著](平凡社)
『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』五百田達成[著]堀田秀吾[著](新潮社)
『脳はなにげに不公平』池谷裕二[著](朝日新聞出版)
『日本史人物55人のひみつ』小和田哲男 [監修]甲斐謙二[著](学習研究社)
『蕎麦春秋(39) 2016年11 月号 月刊リベラルタイム 増刊』(リベラルタイム出版社)
若林さんは『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』について、「タイトル買い(笑)」だと打ち明け、「そうだな、と思うところと、そうか?、と思うところの連続なんですよ」と笑っていた。
「アメトーーク!」はテレビ朝日系列にて木曜よる11時15分と日曜よる6時57分より、週2回放送中。
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