ゲッターズ飯田と水晶玉子、師弟の「占い本」がどちらも売れる 異例の2作同時ランクイン

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左:『ゲッターズ飯田の 裏運気の超え方』ゲッターズ飯田[著](朝日新聞出版)右:『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2018 (FLOWER & BEE) 』水晶玉子 [著](集英社)

 1月10日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は『漫画 君たちはどう生きるか』が獲得した。
 第2位は『九十歳。何がめでたい』。第3位は『生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉』となった。

 1位となった『漫画 君たちはどう生きるか』は5日発行元のマガジンハウスが100万部に到達したことを明かした。8月の刊行以来、各所で話題となり、9日には成人式にあわせ、NHK総合の「クローズアップ現代」で同書を読んだタレントや著名人の言葉を紹介した番組「2018 新たな時代へ “君たちはどう生きるか”」が放送された。2018年もまだまだ勢いは続きそうだ。

 新年を迎え、ランキングにはこの一年を占う「開運本」もランクイン。10位となった『ゲッターズ飯田の裏運気の超え方』の著者、ゲッターズ飯田さんが「唯一尊敬する占い師」と呼ぶのが、5位にランクインした『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2018』の著者、水晶玉子さんだ。師弟で「占い本」市場を独占というかたちとなっている。2016年、17年のトーハン調べの年頭ランキングでは「占い本」はランクインしておらず、二人の占い師、それも師弟による著作がランクインするのは異例のことだ。

1位『漫画 君たちはどう生きるか』吉野源三郎[原作]羽賀翔一[画](マガジンハウス)

人間としてあるべき姿を求め続けるコペル君とおじさんの物語。出版後80年経った今も輝き続ける歴史的名著が、初のマンガ化!(マガジンハウスウェブサイトより抜粋)

2位『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子[著](小学館)

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。(小学館ウェブサイトより抜粋)

3位『生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉』日野原重明[著](幻冬舎)

「人間は弱い。死ぬのは僕もこわいです。」105歳の医師、日野原重明氏が、死の直前まで語った、希望と感謝の対話20時間越。最後の力を振り絞り伝えたかった言葉とは。生涯現役、渾身最期の一冊。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『君たちはどう生きるか』吉野源三郎[著](マガジンハウス)

5位『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2018』水晶玉子[著](集英社)

6位『大家さんと僕』矢部太郎[著](新潮社)

7位『夫の後始末』曽野綾子[著](講談社)

8位『クイック・ジャパン vol.135』(太田出版)

9位『東大ナゾトレ 東京大学謎解き制作集団AnotherVisionからの挑戦状(1)』東京大学謎解き制作集団AnotherVision[編](扶桑社)

10位『ゲッターズ飯田の裏運気の超え方』ゲッターズ飯田[著](朝日新聞出版)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 1月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年1月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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