『妻のトリセツ』の黒川伊保子 『息子のトリセツ』『娘のトリセツ』2冊連続刊行

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 11月17日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『ペルソナ 脳に潜む闇』が獲得した。
 第2位は『その言い方は「失礼」です!』。第3位は『政治家の覚悟』となった。

 4位以下で注目は、5位に初登場の『息子のトリセツ』。男女の脳の仕組みの違いを解説し、40万部を超えるベストセラーとなった『妻のトリセツ』(講談社)で知られる黒川伊保子さんの最新作。今作は母親に向けて、男の子の脳について解説した一冊。男性脳の仕組みを理解し、子育てに活用しようと説く。黒川さんはこれに先立ち、10月に『娘のトリセツ』(小学館)も上梓している。こちらは父親が娘を理解するための一冊となっている。こちらもトーハン調べの週刊ベストセラーランキングの先週分(11月4日発表)で新書ベストセラーランキング9位にランクインしていた。

1位『ペルソナ 脳に潜む闇』中野信子[著](講談社)

人間関係が苦手だった私は、その原因を探ろうと、いつしか「脳」に興味を持つようになった。 親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質をやさしく見つめ続ける脳科学者が、激しくつづった思考の遍歴。初の自伝!(講談社ウェブサイトより抜粋)

2位『その言い方は「失礼」です!』吉原珠央[著](幻冬舎)

相手は自分を気遣っているつもりなのだろうが、なぜかモヤモヤが残る……。こんな経験をしたことはないだろうか。その正体は相手の「失礼な話し方」にある。もしくは、あなたが残業続きの同僚に「疲れて見えるけど大丈夫?」と声をかけたり、不運な出来事に遭遇した友人に「かわいそう」などといっていたら要注意だ。思いやりのつもりが逆に相手を傷つけており、それに気づかずにいると、徐々に仕事や人間関係を蝕んでいく。そこで本書では、無意識に使っている「失礼な言動」を全て取り除き、「本当の礼儀正しさ」が身につく手法を徹底解説。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『政治家の覚悟』菅義偉[著](文藝春秋)

第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉氏が掲げるのが、「国民のために働く内閣」だ。それを実現するために断行するのが規制改革、縦割り行政の打破である。この改革の姿勢は、かつて務めた大臣政務官、副大臣、総務大臣から、その後に内閣官房長官の職務を7年8カ月まっとうするまで一貫してきた。本書は、2012年3月に刊行された単行本『政治家の覚悟 官僚を動かせ』(文藝春秋企画出版部)を元に、その後の官房長官時代のインタビューなどを収録した、菅総理の唯一の著書。政治主導で官僚をどう動かすか。菅総理がこれまで実現させてきた数々の改革から、政治家・菅義偉の覚悟が浮き彫りになる。(文藝春秋)

4位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

5位『息子のトリセツ』黒川伊保子[著](扶桑社)

6位『絶対に挫折しない日本史』古市憲寿[著](新潮社)

7位『たちどまって考える』ヤマザキマリ[著](中央公論新社)

8位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

9位『感染症の日本史』磯田道史[著](文藝春秋)

10位『テレビが伝えない国際ニュースの真相 バイオ・サイバー戦争と米英の逆襲』茂木 誠[著](SBクリエイティブ)

〈新書ランキング 11月17日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年11月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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