「人はなぜうつになるのか」「スマホ脳」著者が脳の仕組みと対処法を解説した一冊が初登場[新書ベストセラー]

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 7月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『80歳の壁』が獲得した。
 第2位は『第三次世界大戦はもう始まっている』。第3位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『ストレス脳』。2021年年間ベストセラーを席巻した『スマホ脳』(新潮社)の著者アンデシュ・ハンセンさんの最新作。今作はうつや不安障害を生み出す脳の仕組みを解説し、その対処法を解説した一冊。数十年前とは比べ物にならないくらい快適で安全な生活をしている我々が、なぜ心を病むのか? ハンセンさんはその原因を脳の仕組みにあると解説。生物学的な見地からうつや不安が作られる理由を知り、運動や人との交流など改善のため対処法を知ることで、自分の精神の状態に気を使うことができるようになり、自分にも他人にも優しくなれるはずと説いている。

1位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)

人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます!(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『第三次世界大戦はもう始まっている』エマニュエル・トッド[著]大野舞[訳](文藝春秋)

ロシアによるウクライナ侵攻を受けての緊急出版。戦争を仕掛けたのは、プーチンでなく、米国とNATOだ。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

団塊の世代もみな、2020年には70代となった。現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となった。この時期の過ごし方が、その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。(詩想社ウェブサイトより抜粋)

4位『ストレス脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

5位『日本人の真価』藤原正彦[著](文藝春秋)

6位『漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022』池上彰[著]佐藤優[著](講談社)

7位『老いの品格 品よく、賢く、おもしろく』和田秀樹[著](PHP研究所)

8位『22世紀の民主主義』成田悠輔[著](SBクリエイティブ)

9位『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』和田秀樹[著](マガジンハウス)

10位『知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点』池上彰[著](KADOKAWA)

〈新書ランキング 7月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年7月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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