映画版も好調『かがみの孤城』文庫・単行本どちらもベストセラー 多部未華子主演でドラマ化された「これは経費で落ちません!」第10弾も発売[文庫ベストセラー]

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 12月27日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『かがみの孤城 上』が獲得した。
 第2位は『小説 すずめの戸締まり』。第3位は『夢の終幕 ボーダーズ 2』となった。

 1位と4位には2018年本屋大賞受賞作『かがみの孤城』の上下巻がランクイン。学校で居場所のない少女こころが鏡の中の世界に吸い込まれる。そこで出会ったのは同じような境遇の中学生6人。7人は「かがみの孤城」の秘密を探ることになる。12月23日より劇場版アニメが公開され大きな話題となっている。映画は公開初週の土日の動員ランキング(興行通信社調べ)で6位に入り、好調な滑り出しをみせている。12月27日付のトーハン週間ベストセラーでは文芸書部門でも単行本版が4位にランクインしている。

 4位以下で注目は5位に初登場の『これは経費で落ちません! 10 ~経理部の森若さん~』。経理部の女子社員が持ち込まれる領収書から垣間見える社内の問題や人間関係を解決していく。マンガ化や実写ドラマ化もされた人気のお仕事小説第10弾。2019年にNHK総合で放送されたドラマ版では主人公の森若さんを多部未華子さんが演じた。

1位『かがみの孤城 上』辻村深月[著](ポプラ社)

居場所のない彼らが集められた理由。全てが明らかになる時、驚きと大きな感動に包まれる。本屋大賞受賞、堂々8冠のベストセラー(ポプラ社ウェブサイトより)

2位『小説 すずめの戸締まり』新海誠[著](KADOKAWA)

扉の向こうにはすべての時間があった。新海誠自らが綴る原作小説!(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

3位『夢の終幕 ボーダーズ 2』堂場瞬一[著](集英社)

人気バンドが忽然と消え、連続殺人発生!?警視庁の特殊能力刑事チームが、残酷な罪を暴き出す! 大人気警察小説 いきなり文庫!人気バンドFOTが、松本のライブ終了後、ツアーバスごと消えた。所属事務所は密かに警察に相談。警視庁SCU(特殊事件対策班)の最上たちが担当を任された。バスは八王子で高速を降りたことが判明し、付近の捜索が始まる。だが、マネージャーの遺体が発見され……。最高の音を求めて響き合ってきた男たちが目指した夢の頂とは!? 特殊能力を持つ刑事たちが、事件の深い闇に迫る。傑作警察小説。(集英社ウェブサイトより)

4位『かがみの孤城 下』辻村深月[著](ポプラ社)

5位『これは経費で落ちません! 10 ~経理部の森若さん~』青木祐子[著](集英社)

6位『月の満ち欠け』佐藤正午[作](岩波書店)

7位『母性』湊かなえ[著](新潮社)

8位『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する12 ~レベルアップは人生を変えた~』美紅[著](KADOKAWA)

9位『いちねんかん』畠中恵[著](新潮社)

10位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

〈文庫ランキング 12月27日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年12月31日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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