古書市場が私の大学だった
古本屋控え帳自選集
内容紹介
古書業界に長く身を置いても、毎日必ず未知の古本に出合います。それほど本の海は広く深い。東京神田の古書市場では毎日数万冊の古本が入札に付されますが、中に不思議と古書店主の気を引く本があります。その本の著者あるいは旧蔵者と古書店主の魂が触れ合う瞬間です。手紙や原稿であれば、本以上に強烈な光を放つのですが、見えない人には見えない。青木さんは他の人以上に光を感じる力を持っているようです。古本が青木さんの教師であり、古書市場は人生の大学だったと言っています。本書はその経験の大きな結晶です。
データ取得日:2024/04/24