【気になる!】新書 『教養としての日本の城 どのように進化し、消えていったか』香原斗志著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (日本史) 『教養としての日本の城』 著者 香原 斗志 [著] 出版社 平凡社 ジャンル 工学工業/建築 ISBN 9784582860238 発売日 2023/02/17 価格 1,012円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】新書 『教養としての日本の城 どのように進化し、消えていったか』香原斗志著 [レビュアー] 産経新聞社 土の城から石垣の城へ-。戦国時代末期、日本の城は急速に姿を変えていった。その背景には、宣教師からもたらされた西洋城郭の情報があったと著者はにらむ。安土城から五稜郭までの17城について、なぜその形状になったかという視点で、時代状況や文化とからめつつ論じていく。 短期間に劇的な発展を遂げた日本の城だが、大坂の陣が終わり新規築城が原則禁止されると、その歩みを止める。幕府の厳しい規制下で、少しでも立派に見せようといじましい工夫が凝らされた停滞期の城の読み解きが特に面白い。(平凡社新書・1012円) 2023年3月5日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 平凡社 産経新聞社 教養としての日本の城: どのように進化し、消えていったか 香原斗志