カズレーザーもオススメ 北方謙三がモンゴルの英雄を描いた『チンギス紀』1・2巻同時発売

ニュース

4
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 6月5日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『かがみの孤城』が獲得した。
 第2位は『未来』。第3位は『チンギス紀(1)火眼・(2)鳴動』となった。

 3位の『チンギス紀』は北方謙三さんの待望の新シリーズ。一巻『火眼』と二巻『鳴動』の二冊が同時発売となっている。今作で物語の題材となったのはモンゴルの英雄チンギス・カン。一巻ではその生まれから激動の生涯の始まりとなる異母弟殺しが描かれ、二巻では自らの勢力の旗揚げと最初の戦いが描かれる。

 北方さんは2016年に17年続いた大水滸伝シリーズを書き終えている。『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』(集英社)と続いた物語は累計1000万部を突破する大人気シリーズとなった。北方さんは同シリーズの最終巻となる『岳飛伝 17 星斗の章』(集英社)を書きあげたあと、BS11の番組「すずらん本屋堂」(2016年4月終了)に出演し、次回作の構想を語っていた。『楊令伝』の主人公・楊令の剣「吹毛剣」を手にした息子が北に追いやられ、蒙古で集落を作る、と物語が終わらないことを示唆する。そこで生まれた子供に「吹毛剣」を渡し「その子どもがテムジンなんです」とまさに『チンギス紀』のはじまりを予告していた。一部ファンの間では「岳飛ロス」との声も広がっていたが、テムジンをめぐる運命的で壮大な歴史物語ははじまったばかり。まだまだ楽しみは続きそうだ。

『チンギス紀』が連載されている「小説すばる」(集英社)6月号には読書芸人で熱心な北方さんの読者でもあるカズレーザーさんとの対談が掲載されている。

1位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(ポプラ社ウェブサイトより)

2位『未来』湊かなえ[著](双葉社)

ある日突然、届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという……。『告白』から10年。湊ワールドの集大成!待望の書き下ろし長編ミステリー!!(双葉社ウェブサイトより)

3位『チンギス紀(1)火眼・(2)鳴動』北方謙三[著](集英社)

モンゴル高原の小さな氏族に生まれ、ユーラシア大陸に跨る世界帝国の礎を築いたチンギス・カンの波乱の生涯を描く、待望の大河小説。(集英社ウェブサイトより)

4位『青くて痛くて脆い』住野よる[著](KADOKAWA)

5位『オーバーロード(13) 聖王国の聖騎士(下)』丸山くがね[著](KADOKAWA)

6位『転生したら剣でした(5)』棚架ユウ[著](マイクロマガジン社)

7位『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子[著](河出書房新社)

8位『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』宮部みゆき[著](KADOKAWA)

9位『出遅れテイマーのその日暮らし(1)』棚架ユウ[著](マイクロマガジン社)

10位『万引き家族』是枝裕和[著](宝島社)

〈単行本 文芸書ランキング 6月5日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年6月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加