8月7日(火)に発売された文芸誌「新潮」(2018年9月号)に、佐藤友哉の新作「アイスピック」(140枚)が掲載された。
「アイスピック」は、雪深い故郷に息子を連れて戻ってきた男を主人公に、狂気と妄執の追跡行を描いた作品。
著者の佐藤は、1980年北海道生れ。2001年に『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』で第21回メフィスト賞を受賞しデビュー。2007年に『1000の小説とバックベアード』で第20回三島由紀夫賞を受賞。他の著書に『クリスマス・テロル』『灰色のダイエットコカコーラ』『デンデラ』『333のテッペン』『1000年後に生き残るための青春小説講座』『ナイン・ストーリーズ』などがある。
また、本誌では町田康と朝吹真理子による対談や古川日出男とテッド・グーセン、柴田元幸が創作と翻訳の最前線を語り合った鼎談、新鋭作家・鴻池留衣による長編小説「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」、劇作家の岡田利規による野心的音楽劇「NO SEX」(戯曲)などが掲載、今号から前田英樹による批評「保田與重郎の文学」の新連載がスタートし、評論家の大澤信亮による評伝「小林秀雄」は第一部が完結した。
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2018年8月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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