全米図書賞を受賞した『JR上野駅公園口』5万部の重版でベストセラーランキングに登場

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 12月8日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『むすびつき』が獲得した。
 第2位は『JR上野駅公園口』。第3位は『おもかげ』となった。

 1位に初登場の『むすびつき』は畠中恵さんの時代ファンタジーシリーズ「しゃばけ」の第17弾。

 2位にランクインした『JR上野駅公園口』は11月19日に2020年の全米図書賞(National Book Award 翻訳文学部門)を受賞した作品。柳美里さんが東京に出稼ぎに出た南相馬出身の男性の生涯を描いた作品。時代が移り変わる中で社会の不平等と故郷の喪失に直面し、ホームレスとなった男性が社会から取り残されてゆく様子を描いている。柳さんは現在南相馬市在住だが、同作は2006年に構想がはじまったという。単行本の刊行は2014年。文庫版の刊行は2014年。発行元の河出書房新社は受賞を受け文庫版5万部の重版を決定し、ランクインとなった。

1位『むすびつき』畠中恵[著](新潮社)

若だんなは、前世でどんな人だった? 若に会いたい、とつぶやく玉の付喪神。見覚えがあるという貧乏神の金次は、合戦の時代に出会った“若長(わかおさ)”のことを語り始める。鈴彦姫は、縁のある神社の宮司が、一太郎に生まれ変わったのでは、と推理する。さらに、三百年前に前世の若だんなに惚れていたという麗しい鬼女まで現れ――。輪廻転生をめぐる全5話を収録、人と妖との絆が胸に沁みる第17弾。(新潮社ウェブサイトより)

2位『JR上野駅公園口』柳美里[著](河出書房新社)

一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれた――東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降り立った男の壮絶な生涯を通じ描かれる、日本の光と闇……居場所を失くしたすべての人へ贈る物語。(河出書房新社ウェブサイトより)

3位『おもかげ』浅田次郎[著](講談社)

涙なくして読めない最終章。人生という奇跡を描く著者の新たな代表作。 孤独の中で育ち、温かな家庭を築き、定年の日の帰りに地下鉄で倒れた男。切なすぎる愛と奇跡の物語。 エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇は、送別会の帰りに地下鉄で倒れ意識を失う。家族や友が次々に見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へとさまよい出し、忘れていたさまざまな記憶が呼び起こされる。孤独な幼少期、幼くして亡くした息子、そして……。涙なくして読めない至高の最終章。著者会心の傑作。 時代を超えて胸を打つ不朽の名作『地下鉄(メトロ)に乗って』から25年――浅田次郎の新たな代表作、待望の文庫化。(講談社ウェブサイトより)

4位『ノーマンズランド』誉田哲也[著](光文社)

5位『涼宮ハルヒの直観』谷川流[著] いとうのいぢ[イラスト](KADOKAWA)

6位『マスカレード・ナイト』東野圭吾[著](集英社)

7位『精霊幻想記(18) 大地の獣』北山結莉[著]Riv[イラスト](ホビージャパン)

8位『赤い砂』伊岡瞬[著](文藝春秋)

9位『か「」く「」し「」ご「」と「』住野よる[著](新潮社)

10位『罪の声』塩田武士[著](講談社)

〈文庫ランキング 12月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年12月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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