「すべて書き残せた」瀬戸内寂聴さんが2019年に刊行した「遺言」に再注目集まる[新書ベストセラー]

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 11月24日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』が獲得した。
 第2位は『最強脳―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―』。第3位は『スマホ脳』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『寂聴 九十七歳の遺言』。11月9日に99歳で亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが2019年に刊行した一冊。人生の最終章をどう生き、どう死ぬかを説いている。瀬戸内さんは2019年11月に行われた刊行記念の記者会見で、「今夜死んでもおかしくない、死が日常にくっついている」と当時から死を覚悟していたことを明かしており、「生きるうえで大切なことをすべて書き残せた」と同書に込めた思いを語っていた。最終章では書くことの喜びを綴っており、無くなる直前まで複数の連載を抱えていた寂聴さんらしい一冊だ。

1位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

団塊の世代もみな、2020年には70代となった。現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となった。この時期の過ごし方が、その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。(詩想社ウェブサイトより抜粋)

2位『最強脳―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

コロナ禍で自宅時間が増え、大人も子供もスマホやパソコン、ゲームやSNSに費やす時間が増えていませんか?欧米では運動不足や睡眠不足、うつになる児童や若者の増加が問題になっています。記憶力や集中力の低下、成績悪化、心の病まで引き起こす、そんな毎日を一変させる方法をベストセラー『スマホ脳』のハンセン先生が教えます。教育大国スウェーデンの教育現場を変えた、簡単なのに科学的な方法とは!?(新潮社ウェブサイトより)

3位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)

4位『新型コロナワクチン 誰も言えなかった「真実」』鳥集徹[著](宝島社)

5位『寂聴 九十七歳の遺言』瀬戸内寂聴[著](朝日新聞出版)

6位『老いる意味 うつ、勇気、夢』森村誠一[著](中央公論新社)

7位『老人支配国家 日本の危機』エマニュエル・トッド[著](文藝春秋)

8位『北条氏の時代』本郷和人[著](文藝春秋)

9位『デジタル・ファシズム  日本の資産と主権が消える』堤未果[著](NHK出版)

10位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

〈新書ランキング 11月24日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年11月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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