新垣結衣主演ドラマも懐かしい“掟上今日子”忘却探偵シリーズ 最新作の舞台はニューヨーク[文芸書ベストセラー]

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 6月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『子宝船 きたきた捕物帖(二)』が獲得した。
 第2位は『マスカレード・ゲーム』。第3位は『同志少女よ、敵を撃て』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『掟上今日子の忍法帖』。西尾維新さんによるミステリシリーズの最新作。主人公・掟上今日子は一晩で記憶が消えてしまう「忘却探偵」。今作の舞台はニューヨーク。手裏剣が凶器となった殺人事件がセントラルパークで発生し、NYで探偵事務所を開いたばかりの今日子が容疑者に。果たして忘却探偵はアメリカでも事件を解決することはできるのか。忘却探偵シリーズは2014年にはじまり、これまで14作が発表されている。2015年には日本テレビ系でドラマ化され、主人公・今日子を新垣結衣さんが演じ、話題となった。

1位『子宝船 きたきた捕物帖(二)』宮部みゆき[著](PHP研究所)

江戸は深川、二人の「きたさん」が、事件を通して成長していく物語。 2年ぶりとなる今作には、新たなエピソード3話を収録!(PHP研究所ウェブサイトより)

2位『マスカレード・ゲーム』東野圭吾[著](集英社)

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。累計490万部突破シリーズ、総決算!(集英社ウェブサイトより)

3位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬[著](早川書房)

第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死。 独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした”真の敵”とは?(早川書房ウェブサイトより)

4位『掟上今日子の忍法帖』西尾維新[著](講談社)

5位『転生したら皇帝でした2 ~生まれながらの皇帝はこの先生き残れるか~』魔石の硬さ[著](TOブックス)

6位『宙ごはん』町田そのこ[著](小学館)

7位『ゲーム世界転生〈ダン活〉02 ~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする~』ニシキギカエデ[著](TOブックス)

8位『転生したら最強種たちが住まう島でした。 この島でスローライフを楽しみます 2』平成オワリ[著](スクウェア・エニックス)

9位『もう一度、歩きだすために 大人の流儀11』伊集院静[著](講談社)

10位『ちったい俺の巻き込まれ異世界生活』ぬー[著](ツギクル)

〈文芸書ランキング 6月14日トーハン調べ〉 

Book Bang編集部
2022年6月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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