妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝出演映画「ある男」が公開 原作小説もベストセラー[文庫ベストセラー]

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 11月15日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『小説 すずめの戸締まり』が獲得した。
 第2位は『続・魔法科高校の劣等生
メイジアン・カンパニー(5)』。第3位は『三河雑兵心得 10 馬廻役仁義』となった。

 4位以下で注目は7位にランクインした『ある男』。平野啓一郎さんが2018年に発表した作品の文庫版。第70回読売文学賞小説賞に選出され、2019年本屋大賞にもノミネートされた。不慮の事故で亡くなった男性が、実は家族に名乗っていた人物ではなかったことが判明する。男性の妻から依頼を受けた弁護士が調査を始めるが、男性の人生を探るうちに、弁護士自身も自身が抱える問題に向き合うこととなる。11月18日より映画版が公開され注目が集まっている。映画では弁護士役に妻夫木聡さん。亡くなった男性を窪田正孝さん、その妻を安藤サクラさんが演じる。監督はこれまでにも「愚行録」や「蜜蜂と遠雷」など文芸作品の映画化を手掛けてきた石川慶さん。

1位『小説 すずめの戸締まり』新海誠[著](KADOKAWA)

扉の向こうにはすべての時間があった。新海誠自らが綴る原作小説!(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

2位『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(5)』佐島勤[著](KADOKAWA)

『コンパス』に導かれ、達也は伝説の都シャンバラを求めてIPUへ――!(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

3位『三河雑兵心得 10 馬廻役仁義』井原忠政[著](双葉社)

大敗した真田との戦で殿軍(しんがり)を務め、単騎で敵に突っ込み、戦場に消えた茂兵衛。「茂兵衛、討死」の報せは徳川に衝撃を与え、朋輩たちは涙に暮れる。だが、ところがどっこい、茂兵衛は生きていた! 戸石城の土牢に囚われながら、じっと救出の時を待つ。一方、家康と秀吉の駆け引きは変わらず続いていた。しきりに秋波を送る秀吉を家康はのらりくらりと躱すばかり。そんな中、徳川の屋台骨を揺るがす大事件が出来する。戦国足軽出世物語、堅忍不抜の第10弾!(双葉社ウェブサイトより)

4位『十字架のカルテ』知念実希人[著](文藝春秋)

5位『母性』湊かなえ[著](新潮社)

6位『ライオンのおやつ』小川糸[著](ポプラ社)

7位『ある男』平野啓一郎[著](文藝春秋)

8位『満月珈琲店の星詠み ~メタモルフォーゼの調べ~』望月麻衣[著](文藝春秋)

9位『暗約領域 新宿鮫11』大沢在昌[著](光文社)

10位『デモンズ・クレスト1 現実∽侵食』川原礫[著](KADOKAWA)

〈文庫ランキング 11月15日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年11月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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