是枝裕和×坂元裕二 話題の映画「怪物」公開前に小説版がベストセラー

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 5月9日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『クスノキの番人』が獲得した。
 第2位は『少年と犬』。第3位は『任侠シネマ』となった。

 4位以下で注目は6位に初登場の『怪物【映画ノベライズ】』。6月2日に公開予定の注目映画「怪物」の小説版。映画は人気の脚本家・坂元裕二さんと映画監督の是枝裕和さんが組んだ話題作だ。ストーリーは《大きな湖のある郊外の町。 息子を愛するシングルマザー、 生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。 それは、よくある子供同士のケンカに見えた。 しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、 大事になっていく。 そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した―。》(映画公式サイトより)。ノベライズを担当したのはこれまでも是枝監督の「三度目の殺人」「そして父になる」「海よりもまだ深く」などの小説化を手掛けてきた佐野晶さん。

1位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」不当解雇の腹いせに罪を犯し、逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、命令に従うなら釈放すると提案があった。その命令とは……。(実業之日本社ウェブサイトより)

2位『少年と犬』馳星周[著](文藝春秋)

傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。人と犬の、種を超えた深いきずなを描く感涙作。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『任侠シネマ』今野敏[著](中央公論新社)

今度は、潰れかけている映画館を救え!?昔ながらのヤクザ・阿岐本組は、今日も世のため人のために奔走する!大好評シリーズ第五弾。〈解説〉野崎六助(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『お探し物は図書室まで』青山美智子[著](ポプラ社)

5位『今度生まれたら』内館牧子[著](講談社)

6位『怪物【映画ノベライズ】』坂元裕二[脚本]是枝裕和[監督]佐野晶[著](宝島社)

7位『流人道中記(上)』浅田次郎[著](中央公論新社)

8位『音楽は自由にする』坂本龍一[著](新潮社)

9位『流人道中記(下)』浅田次郎[著](中央公論新社)

10位『傲慢と善良』辻村深月[著](朝日新聞出版)

〈文庫ランキング 5月9日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年5月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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