『52ヘルツのクジラたち』杉咲花主演で映画化 向井理主演でドラマ化された「風の市兵衛」の最新作が初登場[文庫ベストセラー]

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 8月22日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『アンと愛情』が獲得した。
 第2位は『52ヘルツのクジラたち』。第3位は『推し、燃ゆ』となった。

 2位の『52ヘルツのクジラたち』は2021年の本屋大賞受賞作。文庫版の発売は5月だが、先ごろ映画化決定の報道がなされランク上位に復活。映画版の主演は杉咲花さん。監督は成島出さん。公開は2024年3月を予定。

 4位以下で注目は5位にランクインした『母子草 風の市兵衛 弐』。辻堂魁さんの人気時代小説シリーズ「風の市兵衛」の最新作。武士でありながら算勘の才を持つ渡り用人・唐木市兵衛の活躍を描いた同シリーズ。市兵衛は得意の算盤で不正を暴き、秘剣「風の剣」で悪と戦う。2018年にNHKでドラマ化され市兵衛を向井理さんが演じた。

1位『アンと愛情』坂木司[著](光文社)

成人式を迎えても、大人になった実感のわかないアンちゃん。同い年の優秀な「みつ屋」の社員と自分を比べて落ち込んだり、金沢で素晴らしいお菓子に出合って目を輝かせたり。まだまだアンちゃんの学びの日々は続きます。これからもそんな日常が――と思いきや、えっ、大好きな椿店長が!? 和菓子に込められた様々な想いや謎に迫る、美味しいお仕事ミステリー第三弾。(光文社ウェブサイトより)

2位『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ[著](中央公論新社)

二〇二一年本屋大賞第一位。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年の新たな魂の物語――。〈解説〉内田 剛(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『推し、燃ゆ』宇佐見りん[著](河出書房新社)

推しが燃えた。ファンを殴ったらしい――。第164回芥川賞受賞、世代も国境も超えた大ベストセラー、待望の文庫化! 解説=金原ひとみ(河出書房新社ウェブサイトより)

4位『世界でいちばん透きとおった物語』杉井光[著](新潮社)

5位『母子草 風の市兵衛 弐』辻堂魁[著](祥伝社)

6位『二枚の絵 柳橋の桜(三)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

7位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

8位『正欲』朝井リョウ[著](新潮社)

9位『わたしの幸せな結婚 七』顎木あくみ[著](KADOKAWA)

10位『逆ソクラテス』伊坂幸太郎[著](集英社)

〈文庫ランキング 8月22日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年8月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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